良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第6回「鱗剥がれた『節用集』」が、2月9日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯10.2%、個人5.9%だったことが分かった。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
第6回では、蔦重(横浜さん)は、吉原細見だけでなく挿絵入りの青本を作ろうと、鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助さん)と共にアイデアを考え、ネタ集めに奔走する。そんな中、須原屋(里見浩太朗さん)から「節用集」の偽版が出回っていると聞き、蔦重の中に、ある疑念が生じる。
終盤、鱗形屋に姿を現したのは長谷川平蔵(中村隼人さん)は、「節用集」の偽版を摺っていた証拠を見つけ、孫兵衛らを捕えることに成功。その上、巻き込まれそうになった蔦重を「吉原の茶屋の者」として助ける。
結果、孫兵衛は蔦重が“告げ口した”と誤解するが、当の蔦重は蔦重で、平蔵の前で鱗形屋に危険が迫っていることを知りながらも、忠告しなかったと正直に明かし、心のどこかで、孫兵衛がいなくなれば自分が取って代われると期待していたと告白する。
「濡れ手に粟」「棚からぼた餅」とつぶやき、うまくやったことが逆に堪えるという蔦重。そんな、苦い恩いを抱いているところ、平蔵は「気にするじゃねえよ。世の中、そんなもんだ」と言って粟餅を差し出すと、「濡れ手に粟餅。『濡れ手に粟』と『棚からぼた餅』を一緒にしてみたぜ。とびきりうまい話に恵まれたってことさ。おめえにぴったりだろ」と告げる。
さらに平蔵は、蔦重に礼を要求しつつ、「せいぜいありがたく頂いておけ。それが粟餅を落としたやつへの手向けってもんだぜ」と気障なことを言うと、笑いをかみ殺すような仕草を見せ、その場を立ち去ってみせた。
SNSでは「後の『鬼平』の片鱗が」「長谷川様カッコイイ」「長谷川様、とても風俗で破産した奴とは思えん」などと視聴者は反応。最後の決めぜりふに対しては「長谷川さま、うまいこと言った俺って感じの笑みだったねw」「平蔵、うまいこと言ってやったって顔すんなw」「長谷川様、どう重三に言おうか、ずっと考えてたかな」「長谷川様、今俺いいこと言った?って顔しててかわいい」「うまいこと言ったった感かわいい鬼平」といった感想が次々と書き込まれた。
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