俳優の北川景子さんが主演を務める連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」（カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時）の第3話が5月5日に放送された。同話の終盤、紘海（北川さん）がかつて梨々子（平祐奈さん）の家庭教師をしていた玖村（阿部亮平さん）と偶然出会うシーンが描かれ、SNSで反響を呼んだ。

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　◇以下、ネタバレがあります。

　第3話は、萌子が“中越美海”として紘海と暮らし始めてから3年。紘海は今も変わらず、美海（前田花ちゃん）が人目に触れないよう細心の注意を払って生活していた。紘海は、美海を保育施設に預けることもできないため、日中は隣人の初芽（小川李奈さん）に子守りを頼み、自分は以前と変わらず保育園で調理師として働いていた。6歳になった美海は、電車好きで快活な女の子へと成長しており、3歳までの出来事はまったく覚えていなかった。

　紘海は、娘を失った旭（大森南朋さん）がかつての自分と同じように不幸のどん底に突き落とされ、苦しんでいることを願い続けてきた。だが旭は、義理の父の木戸雅人（中原丈雄さん）が経営する大手スーパーに勤めて新業態スーパー「スイッチバック」を立ち上げ、木戸の後継者と目されるほどの存在になっていた。さらに旭はこの3年、萌子の事故死を受け入れず、懸賞金を出して萌子を探し続けていた。

　そうとは知らない紘海は、美海の小学校進学を前に、戸籍問題に直面する。困り果てた紘海は、離婚した元夫・景吾（高橋光臣さん）に連絡を取り、美海の戸籍を取得するためにうその証言をしてもらうよう頼む。さらに、旭の元妻でスナックで働く江身子（鶴田真由さん）に接近してDNA検査のための検体を手に入れ、美海の戸籍を取得。美海は無事、小学校に入学し……と展開した。

　同話ではその後、7年後の紘海と美海の姿が描かれた。美海を中学1年生まで育て上げた紘海は、保育園近くの自動販売機で飲み物を買おうとすると、偶然やって来た自販機業者の男と出会う。それは、過去に梨々子の家庭教師をしていた玖村だった。かつて結城家の前で紘海の姿を見ていた玖村は、自販機の前で紘海の顔を無言で見つめた。

　SNSでは、過去に梨々子にセクハラの汚名を着せられ、SNSでうその投稿をされていた玖村の登場に「急展開！」「脳内パニック」と騒然。さらに、次回予告で玖村が「狂ってますよね、人殺しが、出世するなんて」と旭のことを指すと思われる言葉をつぶやくシーンが映し出されたことから、「やっぱり紘海と玖村くんが組むのか…？」「恨みから結託するのかな」「玖村くんと手を組んで結城さんに復讐（ふくしゅう）するのか？」と考察する声も並んでいた。