あんぱん:“百貨店包装紙”の史実エピソードが話題 視聴者驚き「知らなかった!」「見る目が変わる」

連続テレビ小説「あんぱん」第88回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第88回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第88回が7月30日に放送され、嵩(北村匠海さん)のモデルとなったやなせたかしさんが百貨店の包装紙に文字を書き入れた史実エピソードが登場し、視聴者の間で話題になった。

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 三星百貨店の宣伝部に就職した嵩は意外にも活躍し、出川部長(小田井涼平さん)から「いや~柳井くん、相変わらずキミは仕事が早いねえ」と褒められる。

 出川は、三星百貨店が包装紙を新調し、洋画界の花形・猪俣昇一郎にデザインを依頼したと説明。田園調布にある猪俣の自宅に、デザインを取りに行くよう嵩に指示した。

 嵩がデザインを持ち帰ってくると、白い紙の上に赤い紙を貼っただけの原画に、出川は「何だ? これ。これ本当に猪俣先生のデザインか?」と拍子抜け。嵩は「『ミツボシ』という字はこっちで書くように言われました。場所も指定してあります、ここに」と説明し、「僕はこのシンプルさが新鮮でいいなと思いました」と話す。出川は「じゃ、君が字を書いてくれ」と頼み、嵩は包装紙に「mitsuboshi」と筆記体で書き入れた。

 史実では、1947(昭和22)年に上京したやなせさんは、三越に入社し宣伝部で活躍。1950(昭和25)年、洋画家の猪熊弦一郎さんが、現在も使われている三越の包装紙「華ひらく」をデザイン。やなせさんが「mitsukoshi」の文字を筆記体で書き入れた。

 SNSでは「有名なエピソードきたーー!!」「Mitsukoshiのロゴは、やなせたかし氏が書いてたの知らなかった! 1950年からずっと変わってないのもすごい!」「文字で完成するデザイン、すごっ!」「三越の包装紙を見る目が変わる」「何気ないステキなセンスさすが」といった声が上がっていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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