あんぱん:突然柳井家にやって来た手嶌治虫、その目的は? 急展開に視聴者沸く「千夜一夜物語だ!」「嵩にキャラデザを!」

連続テレビ小説「あんぱん」第114回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第114回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第114回が、9月4日に放送され、突然柳井家を訪れた手嶌治虫(眞栄田郷敦さん)と嵩(北村匠海さん)とのやり取りに、視聴者が反応した。

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 第114回では、嵩がマンガ家生命をかけて描いた作品「ボオ氏」が、マンガ懸賞で大賞を受賞。数日後、八木(妻夫木聡さん)の会社で受賞祝いが開かれる。嵩を囲んでにぎやかに盛り上がり、楽しいひとときが過ぎていく。

 翌日、のぶ(今田さん)が自宅の茶室で登美子(松嶋菜々子さん)に茶道を習っていると、突然玄関のチャイムが鳴る。ドアを開けると、そこにはサングラス姿の手嶌が立っていた。「お仕事のお願いに伺ったのですが、やないたかし先生はご在宅ですか?」と聞く手嶌を、のぶは怪訝(けげん)な表情で見つめ、「いえ、出かけておりますが。まさか……」とつぶやく。すると手嶌は「失礼しました。さっき子供たちに見つかって騒ぎになったので、変装を」とサングラスを外し、トレードマークのメガネにかけ替えた。のぶは「本物!?」と驚きの声を上げた。

 茶室に通された手嶌は、のぶがたてたお茶を飲むと「最近忙しすぎたので、心が落ち着きます」といい、そのままぐっすりと眠ってしまう。帰宅した嵩は「どうして手嶌治虫がうちの茶室で寝てるの?」と困惑。目を覚ました手嶌は「やないたかし先生。初めまして、手嶌治虫です」とあいさつし、「今度、映画をやることになりまして、大人のためのアニメーション映画です。初めての挑戦で」と明かす。題材は「千夜一夜物語」だといい、「つきましては、やないさんにキャラクターデザインを担当してほしいと思いまして」と頼んだ。

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 「なぜ僕なんですか?」と信じられない様子の嵩。すると手嶌は雑誌を手にし、「これ、やないさんが描かれた表紙ですよね? 本屋でこれを見かけて、こういう女性の絵を描ける作家を探していたんです」と説明。続けて「『やさしいライオン』実に素晴らしかった」と感想を述べると、嵩は「まさか、こんなことが僕の人生に起こるなんて。僕はあなたのマンガを読んで、圧倒されて、嫉妬して、落ち込んで。すみません、うまく言葉にできなくて……」と複雑な心情を吐露した。

 「最近はどこに行っても『鉄腕アトム』の手嶌って言われて、正直うんざりしていたんです」と話す手嶌。嵩が「代表作が一つもない僕には分からない話です。僕も一度くらいはうんざりしてみたいものです」と自嘲すると、手嶌は「いずれそんな日が来ますよ。必ず、やないたかしさんはすごい作品を描きます。僕と仕事をしてください」と右手を差し出す。嵩はその手を両手で握りしめ、「心して、お受けします」と返答。手嶌が「奥様、リラックスできました。ありがとう」と左手を差しだすと、のぶもその手を両手でしっかりと握り、「よろしくお願いします」と頭を下げた。

 SNSでは「手嶌治虫きたー!!!」「手嶌治虫自ら!」「千夜一夜物語だ!」「千夜一夜物語を手がけるって、1969年くらいか」「大人のためのアニメーション映画。千夜一夜物語。嵩にキャラデザを!」「てじませんせーがただのたかしのフォロワーになってる」「『千夜一夜物語』がまさか作品名だけでも朝ドラに出てくる日が来るなんて」と盛り上がっていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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