べらぼうの世界:歌麿が幕府の規制をすり抜けて描いた! 美人画の片隅に謎の“絵文字” そこには意外な秘密が…?

喜多川歌麿「高名美人判じ絵集 高島おひさ 合わせ鏡」寛政7(1795)年ごろ=NHK提供
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喜多川歌麿「高名美人判じ絵集 高島おひさ 合わせ鏡」寛政7(1795)年ごろ=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。12月19日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 歌麿 幕府の規制に対抗!絵文字の美女」を放送する。

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 今回は歌麿が幕府の規制をすり抜けて描いた「高名美人判じ絵集 高島おひさ 合わせ鏡」を紹介する。寛政7(1795)年ごろの作品だ。

 蔦重・歌麿コンビが出版した町娘の絵は、当時大人気。幕府は、風紀の乱れを取り締まろうと、娘の名を浮世絵に記すことを禁じた。しかし、実は歌麿は、その規制をすり抜ける絵を描いていた。後ろ姿の美人画の片隅に、小さな絵が描かれている。実はこれ「判じ絵」といい、文字を絵で表した謎なぞだ。

 読み解くと、この美人は、誰もが知る有名な町娘。さらに、女性がいま何をしているかも判明するのだが、そこには意外な秘密が……。

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