高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)。物語の舞台は熊本に移り、松江中学の生徒だった錦織丈(杉田雷麟さん)と正木清一(日高由起刀さん)が、書生としてヘブン(トミー・バストウさん)の家に身を寄せることになった。杉田さんと日高さんを起用した理由や演技の魅力について、制作統括を務める橋爪國臣チーフプロデューサー(CP)に話を聞いた。
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杉田さんと日高さんは、287人が参加したオーディションからヘブンの生徒役に抜てきされた。橋爪さんは「杉田さんと日高さん、そしてトキ(高石さん)に恋したエピソードでスポットが当たった小谷春夫役の下川恭平さんもこのオーディションから選びました。3人ともすでにいろんな作品で実力を発揮していらっしゃいますが、20代前半の俳優の中で、間違いなくネクストブレイクの筆頭だと思います。10年後に『ばけばけ』を見た時に、『豪華だったね』と言えたらいいなと思います」と語る。
錦織友一(吉沢亮さん)の弟でもある丈を演じる杉田さんについては、「彼自身の持っている独特の間があって、他の人と違う空気感が漂っている。すごく稀有な俳優だと思います」と太鼓判を押す。
「オーディションで見た瞬間に、『吉沢さんの弟役はこの子だ!』と思いました。吉沢さんと似ている方向性の空気感を感じる方だなと思います。第19週では、錦織と丈が2人で話すシーンがありましたが、吉沢さんと杉田さんだからこそ作ることができる空気があると強く感じました」
第99回(2月19日放送)で“正木探偵”として活躍した正木役の日高さんについては、「とても純粋で“ド直球”なお芝居をされる方なのですが、すごく勘がいいんです。相手がしゃべったことに対して、きれいに打ち返してくる印象があります。とてもお芝居が上手な俳優です」と絶賛する。
「正木が“名推理”を披露する場面は、人数が多い上に全員にせりふがあるシーン。さらに正木には長ぜりふがあったので、日高さんは撮影前日からずっと緊張していて、『せりふが長い!』と焦っていました。『頑張って』と声をかけて送り出しましたが、本番では見事にこなしていて素晴らしかったです」
丈と正木は第5週から登場していたものの、熊本編までスポットが当たらなかった。
橋爪さんは「下川さんには第10週で見せ場がありましたが、杉田さんと日高さんに関しては、ずっと出番はあるけれど、見せ場が熊本編以降になってくる。そこまでは我慢してちゃんとキャラクターを作っていってほしいと伝えていました」と振り返る。
「今改めて2人の芝居を見てみると、ちゃんと熊本編にたどり着くまでの演技を積み重ねていて。本当に素晴らしいなと思いました」
生徒役をキャスティングした際、まだ先の展開が固まっていなかった。正木の参考にした小泉八雲の教え子・横木富三郎は、若くして結核で亡くなっていたため、日高さんには「もしかしたら途中で亡くなるかも」と伝えていたという。
「最初は横木富三郎という人物を参考にして正木という役を立ち上げましたが、最終的には名前が少し似ているだけのキャラクターになりました。杉田さんには、錦織との兄弟の関係も描いていくので、そこまで作り上げてほしいと最初に伝えました。ただ、杉田さんと日高さんは経験値もありますし、お芝居もうまいので、信頼して『好きに演じてください』という感じでした」
確かな実力を持つベテラン俳優陣に加え、若手俳優たちの演技力も光る「ばけばけ」。物語の行方はもちろん、丈や正木の活躍にも注目したい。




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