ザ・リーダー:島津製作所上田輝久社長 がん早期発見機器開発に注力 その理由とは…

島津製作所の上田輝久社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
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島津製作所の上田輝久社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を描き出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が11日午前5時から放送される。今回は日本で初めて医療用X線装置を完成させた島津製作所の上田輝久社長を紹介する。

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 上田社長は1957年生まれの60歳。82年に入社し、以来40年近く分析、計測機器の開発などにあたった。2015年に社長に就任し、グループ企業を含めた約1万1000人のトップに立った。日本で初めて医療用X線装置を完成させるなど、医療機器の開発、製造のパイオニアでもある同社だが、最近特に力を入れているのががんの超早期発見につながる医療機器の開発だという。上田社長は「がん、認知症、生活習慣病。健康を維持する仕組み作りは、社長でいる間に作りたい」と意気込む。

 番組では、上田社長が同社創業の地であり、今では国の指定文化財になっている創業記念資料館(京都市中京区)に高井アナウンサーを招き、初期の医療用X線装置を紹介。また本社にある製品の展示施設では、最新の乳がん検査装置も披露する。そのほか、がんの超早期発見に力を入れようと決めた“ある出来事”や、島津製作所の未来図などについても語る。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを、高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざま話を聞き、“関西経済の潜在力”を探る。次回は7月9日、京都吉兆の徳岡邦夫社長を紹介する。

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