麒麟がくる:“帰蝶”川口春奈、染谷将太“信長”は「いたずら好きの少年のよう」 好感も?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第9回のワンシーン (C)NHK
1 / 1
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第9回のワンシーン (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第9回「信長の失敗」が3月15日に放送され、川口春奈さん扮(ふん)する帰蝶と染谷将太さん演じる織田信長の出会いのシーンが描かれた。帰蝶役の川口さんは「染谷さんの信長はコミカルで、いたずら好きの少年のようです。出会いのシーンも、明け方に帰ってきて、いきなり池の化け物の話をしたり、干しダコを食べろと言ったり。そんな信長に帰蝶は、無礼な男というより、面白い人だと好感を持ったはずです」と語った。

ウナギノボリ

 第9回「信長の失敗」では、輿(こし)入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口さん)は、ようやく翌朝帰ってきた信長(染谷さん)と顔を合わせる。奇妙ないでたちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在をわびる信長に興味を持つ。

 信長の婚儀に上機嫌な父・信秀(高橋克典さん)と母・土田御前(檀れいさん)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら、自分も父がときどき大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。一方、美濃の光秀(長谷川さん)は後の正妻となる熙子(木村文乃さん)と再会を果たしていた……という展開だった。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇だ。

テレビ 最新記事