女優の有村架純さんが、10月27日スタートの連続ドラマ「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に主演することが9月2日、分かった。有村さんが民放連続ドラマで主演を務めるのは、2018年放送の「中学聖日記」(TBS系)以来、2年ぶり。ドラマは、有村さんがヒロインを務めたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」などの岡田惠和(よしかず)さんが脚本を担当するオリジナル作品。有村さんと岡田さんのタッグは6回目。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
有村さん演じる主人公・安達桃子は、高校3年生のときに両親を事故で亡くした27歳のホームセンターの社員。一家の大黒柱として「あいつら幸せにするって決めたんで、私」と、20歳、17歳、14歳の弟たちを養っている。そんな中、偶然職場で出会った“吉岡さん”との恋によって、桃子の日常は大きく変わるが、“吉岡さん”には「ある秘密」があった……、という“ラブ&ホームコメディー”。
また、有村さんが役どころなどについて語っているインタビューを収めた特報映像も公開された。
脚本の岡田惠和さんの作品は6作目で、今回はどんなお話が描かれているのか楽しみでした。そして、何より、見事にテイストもキャラクターも違った脚本で、しかも私自身ずっと家族のお話をやりたいと思っていたので、とてもワクワクしました。家族の形や、大切な人がそばにいることを大事にしながら、クスッと笑えるようなドラマにできたらと思います。
3人の弟を守らなきゃいけないという使命感と責任感から、何事にも一生懸命に向き合う女性なのかなと感じています。“肝っ玉姉ちゃん”というと気が強くて口が悪くてという印象がありますが、それだけではなく、お父さん、お母さん、お姉ちゃんという3役をうまく融合させて、桃子というオリジナルなキャラクターにしたいなと考えています。
現場で直接皆さんと顔を合わせて会話をしながら撮影することに喜びを感じています。まずは自分たちが楽しんでこの作品を作ることが大切ですし、そういう現場の空気になるよう、「盛り上げ隊長」にならなければと思います。とにかく気持ちだけは上げて撮影に臨んでいきたいと思います。
疲れた気持ちが少しでも和らぐような、見てくださる人たちが安心できる作品にしたいと思います。笑っているところが切なかったり、少し泣けるという場面はありますが、苦しさとか悲しさはないドラマです。皆さんも笑いながら、あまり構えず、感じるままお楽しみいただけたらうれしいです。
信頼する有村架純さんと共に、ちょっぴり疲れて固まってしまった世界をほんの少しだけでも、ほぐせたら。そんな思いで書いています。再び有村架純主演ドラマを書けるのは、脚本家としてとても幸せな時間です。そして今回の有村さんは今まであまり見たことのない、突っ走り姉御キャラ。有村さん演じる桃子は、よく笑い、よく怒り、よく泣いて、よく食べて飲んで。よく働きます。地に足着けてしっかり生きる桃子を見てるだけで何だか心がほぐれること間違いなしです。笑って笑って幸せな涙を流せるようなドラマを目指します。素晴らしい出演者たちにもご期待ください。
今まで当然のようにあったささやかな幸せは、自分一人では作れないと気付かされた日々。こんな時だからこそ、人と人が頼って頼られ、励まし励まされ、思いが重なり合いながら、共に強く優しくつながっていく姿を“今”という時代を映す連続ドラマを通して、視聴者の皆様にお届けしたいと思っています。心から敬愛する岡田惠和さんのオリジナル脚本。クスッと笑えるところと泣けるところの緩急、そして生きている人たちから伝わる温かさに心動かされています。さらに、柔らかさの中にある芯の強さが魅力的な有村架純さんが主演を務めてくださいます。大変な状況ではありますが、見てくださる皆さんにとって希望と再生のドラマとなるよう、キャスト・スタッフ一丸となり、一つ一つ丁寧に作っていけたらと思います。
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