麒麟がくる:仏像背負った染谷将太“信長”に反響「ブッダがブッダを」 比叡山焼き討ちフラグ立った?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第32回の一場面 “仏”を背負う織田信長(染谷将太さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第32回の一場面 “仏”を背負う織田信長(染谷将太さん) (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第32回「反撃の二百挺(ちょう)」が11月15日に放送され、染谷将太さん演じる織田信長が、仏像を背負った姿で荒れるシーンが登場。SNSでは、染谷さんが実写ドラマ「聖☆おにいさん」でブッダを演じていたことを引き合いに、「ブッダがブッダを背負ってる(笑)」「ブッダがブッダをおんぶしてるわけねwww」「ブッダが仏像を背負うって狙ってるのかw」「仏を背負う染谷信長がシュールやわ。だってブッダだから」などと盛り上がりを見せた。

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 第32回は、命からがら京に戻った光秀(長谷川さん)が、美濃からやってきた熙子(木村文乃さん)や娘たちとつかの間のひとときを過ごす。戦で失った鉄砲を調達すべく、木下藤吉郎(佐々木蔵之介さん)と訪れた堺で、光秀は丸薬の商いで成功した駒(門脇麦さん)と出会う。さらに松永久秀(吉田鋼太郎さん)と大和で争う筒井順慶(駿河太郎さん)と知り合い、駒の助けを得て大量の鉄砲の調達に成功する。手に入れた鉄砲で再び戦に出る信長(染谷さん)だったが、摂津での戦いで一向宗徒や三好の残党勢力に苦戦。さらに背後から朝倉・浅井の軍勢が迫り、再び四面楚歌(そか)に陥る。

 摂津から兵を引き、宿敵・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため近江へと向かった信長。朝倉をかくまう比叡山に、「一歩でも近づけば5万の僧兵が立ち向かう」と脅しをかけられたと光秀に伝える、その信長の背には仏像が。「延暦寺の僧兵は一人一人が仏を背負って戦うゆえ、開山以来、負けたことがないとほざいた。それゆえ、わしも言うてやった。神仏を尊ぶ心はわしも同様。叡山へ踏み込む折は、こうして仏を背負うて参る所存じゃと。坊主とも、恐れ入って帰っていった」と笑う。

 光秀から「仏は重うございませんか?」と聞かれた信長は一転、顔をしかめて「重い!」とその場に座り込むと、「何故、叡山は朝倉をかくまう。浅井も何故、この戦に関わろうとする?」と怒りながら疑問をぶつける。すると光秀は「信長様は叡山から多くを奪い、朝倉・浅井は多くを与えるからだと」「つまるところ金ではございませんか」と返答。その頃、比叡山延暦寺では朝倉が天台座主(比叡山延暦寺住持)・覚恕法親王(春風亭小朝さん)に取り入ろうとする姿があり……と展開した。

 信長と比叡山といえば、やはり「焼き討ち」で、「結局は金」「パワーオブマネー」「叡山、生臭すぎる」といった反応のほか、「比叡山焼き討ちへの萌芽」「フラグぼこぼこ立ってますねー!」「ちゃんと叡山の生臭っぷりを描いて『ああこれは焼かれるわ』感出してるのいいよねw」といった感想も次々と書き込まれていた。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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