東京怪奇酒:杉野遥亮主演連ドラに“事故物件住みます芸人”、大島てる、「月刊ムー」編集長らが出演

2月19日から放送される連続ドラマ「東京怪奇酒」の出演者たち=テレビ東京提供
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2月19日から放送される連続ドラマ「東京怪奇酒」の出演者たち=テレビ東京提供

 俳優の杉野遥亮さん主演で、2月19日から放送される連続ドラマ「東京怪奇酒」(テレビ東京ほか、金曜深夜0時52分)に出演するスペシャルゲストが1月28日、分かった。

ウナギノボリ

 ドラマの原作となっている同名マンガ(KADOKAWA)を手掛けたマンガ家の清野とおるさんをはじめ、“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシさん、事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるさん、雑誌「月刊ムー」の三上丈晴編集長、オカルト研究家の吉田悠軌さん、俳優の岡山天音さん、お笑い芸人のチャンス大城さん、ボルサリーノ関さん、ヒップホップユニット「Creepy Nuts」の「R-指定」さん、バンド「OKAMOTO’S」のオカモトショウさんが登場する。

 ドラマは、ホラーが苦手な杉野に、海外ホラー映画の主演オファーが届く。ある日、自身のラジオ番組「杉野遥亮の今度は長ズボン」にゲスト出演した清野から、心霊現象が起きた場所で一人で酒を飲む“怪奇酒”の話を聞いた杉野は、“怪奇酒”を体験してみる……という展開。全6話。エンディングテーマはOKAMOTO’Sの「Complication」。

 動画配信サービス「Paravi(パラビ)」と映像配信サービス「ひかりTV」では2月12日午後11時から第1話を先行配信する。

 ◇スペシャルゲストのコメント

 ・チャンス大城さん

 本人役で出演させていただきました、チャンス大城です。撮影中は棒読みになってしまい、監督さんから「普段の自然な自分を、そのまま出してくれたらいいので」とアドバイスをいただいたのですが、なかなかうまく演じることができず、「あれ? 普段どんなしゃべ
り方してたっけ?」、「僕はチャンス大城でさえ、演じられないのか?」と弱気になっていました。しかし杉野さんをはじめとする演者さん、スタッフさんが温かく励ましてくださり、無事に撮影を終える事ができました。本当に皆様ありがとうございました。

 ・松原タニシさん

 昨年は自分の著書が映画化され、今年は自分の好きなマンガ家の作品に役者として出演できることを大変喜ばしく思います。清野とおるさんと僕には“攻撃は最大の防御“といわんばかりに「怪奇に対して自ら乗り込んでいく」という共通点がありまして、心霊スポットで酒を飲む行為を繰り返す本作には「恐怖を逆に楽しんでやる」という清野さんの気概とシンパシーをヒシヒシと感じます。対して主演の杉野遥亮さんは本当に心霊が苦手であるにも関わらずドラマ化のオファーを受け入れて……。果たして、このドラマは、ドラマなのかドキュメンタリーなのか、一体なんというジャンルのものなのか僕にも分かりません。ただ、事故物件住みます芸人が杉野遥亮をどこまで怪奇に引きずり込めるか、ぜひ注目してください。

 ・「OKAMOTO’S」オカモトショウさん

 エンディングテーマ曲をやっている縁で「東京怪奇酒」にゲスト出演させていただき光栄です。「Complication」という曲をみんなに気に入ってもらえたら何よりです。OKAMOTO’Sは実際にドラマ中では怪奇を紹介せず、怪奇を紹介してくれる人を紹介したので皆さんどうぞお楽しみに。

 ・「Creepy Nuts」R-指定さん

 普段からホラー映画を見たり、怪談話に耳を傾けるのはすごく好きで、今回この作品にお誘いいただいたことは非常に光栄で、撮影も楽しかったです。うまく話ができたか自信がないところもありますが、多くの皆さんに見ていただきたいです。

 ・大島てるさん

 事故物件サイト管理人の大島てるです。作中では、私も怪談マスターの一人として、主演の杉野遥亮さんにホラー話を吹き込む役を演じています。撮影には、以前欠かさず見ていた「日高義樹のワシントン・リポート」を意識しながら臨んでみたのですが、お分かりいただけるでしょうか。実は、東京都北区赤羽には私が非常にこだわっている事故物件があるのですが……。それはまた別の作品でしたね(笑い)。

 ・「月刊ムー」三上丈晴編集長

 心霊スポットや事故物件には霊がいる。そこで亡くなった方のみならず、因縁ある霊も集まってくる。ときには人間ではなく、魔物であることも。いわく付きの場所で酒を飲むということは、まさに魔術儀式である。目に見えない存在を召喚し、あの世とこの世をつなぐのだ。故に、しばしば怪奇現象が起こる。幻惑された者は、やがて幽玄の世界へと引き込まれていく。恐るべきことに、召喚されていたのは生きている人間のほうなのだ。場人物はもちろん、この作品を見た者は皆、不都合な真実を知る。

 ・吉田悠軌さん

 「酒を飲んで心霊スポットに行く」とは、不良、ヤンキーの文化である。私は心霊スポットの取材中、そういう奴らに何度も出くわしている。缶チューハイ片手に軽自動車から降りてきて、「ぜんぜん怖くねえ!」と大声でわめく酔っぱらい集団……。まったく、居酒屋で周りの迷惑も気にせずバカ騒ぎする「チャラい若者の飲み方」と同じである。しかし「東京怪奇酒」は違う。怪談の現場に一人たたずみ、迫りくる怪しい気配をツマミに、しっぽりとさかずきを傾ける……。これぞ「渋い大人の飲み方」。すてきな大人は、酒を飲むのも心霊スポットへの突撃も、一人で静かにたしなむもの。金曜深夜、怪奇と酒を楽しむ人々に向けた上質な時間となるだろう。

 ・ボルサリーノ関さん

 考えたら今回の出演は、始まりから不思議でした。「東京怪奇酒」の編集さんとチャンス大城君とご飯を食べた時に写真を撮ったら龍みたいな光が映り「なんか縁起よいね!」と話していたのが2年ほど前。その後、怪奇酒が単行本になる時、我が家で清野さんを交えて、ヒット祈願の開運飯食事会が行われ、その模様がマンガになったのが1年前。そして今回ドラマでもご飯を作らせていただくことになり。不思議ありがたやです。私は怖い話が大好きなくせに、かなりの怖がりなので「今回は事故物件の話だから厄よけ食材はコレで……。大丈夫かな、オバケ怒らないかな……」と、ビクビクしながらレシピを考えました(笑い)。現場では、余分に用意しておいた分のお料理もなくなるくらい皆さん本気で食べてくださって、とてもうれしかったです。怪奇酒も開運飯もお楽しみに!

 ・岡山天音さん

 これまで「怪談」というものに特別、興味はありませんでしたが、今作でさまざまな怪談話に触れ、今ではYouTubeで怪談動画をあさるまでになってしまいました……。マンガや映画では味わえない、いびつで先の読めない物語にしびれます! 杉野くんがゲストの皆様に翻弄(ほんろう)されていく姿も非常にチャーミングで、怖い話が苦手だったり興味のない方でも入りやすい内容になっていると思います。皆様も非日常の世界をぜひのぞいてみてください!

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