良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)が、5月14日に最終回を迎える。これまで幾多の困難を乗り越え、ヒロイン・千代(杉咲さん)が女優としての階段を駆け上がる姿を描いてきた本作。脚本を担当した八津弘幸さんは、半年間近くにわたり千代を演じ続けてきた杉咲さんをどう見ていたのか、話を聞いた。
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八津さんは「確か一番最初の制作発表の時にも『杉咲さんのお芝居には何の心配もしていません。杉咲さんで良かった』と話したんですが、正直、あのときはまだ撮影も始まっていませんでしたし、僕の脚本も2週分くらいまでしかできてなかったので、そうは言っても長丁場の朝ドラで、どうなるか分からないぞという心配が全くなかったかと言えばうそになります。で、最終週を迎えた今、どう思っているかと言えば『杉咲さんで本当に本当に良かった』です(笑い)」と改めて感謝する。
「杉咲さんがお芝居が上手いのは最初から分かっていましたが、その予想を遥かに超える、竹井千代を演じていただいたと思っています。技術的なことはもちろんですが、その熱量がすさまじく、おちょやんの世界は、杉咲花の体から生み出されているように感じました。僕はもともと役者に当て書きはしたくないタイプなんですが、その杉咲さんのエネルギーに引っ張られて、もしかしたら最初のイメージとは違う竹井千代を書いたところもあった気がします」と、杉咲さんの演じた千代が、八津さんの描く千代にも影響を与えていたことを明かす。
「竹井千代の『芯の強さ』をどう描くかが、この作品の重要なポイントだと思っていましたが、杉咲さんが真っすぐに演じてくれたことで、僕もブレることなく最後まで竹井千代を信じて描くことができました。もう一度言います。本当に杉咲さんで良かった!」と力を込めた。
「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。
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