じゃあ、あんたが作ってみろよ
第9話 おにぎり食べて、元気だせ!
12月2日(火)放送分
俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第32回「栄一、銀行を作る」が10月24日に放送され、栄一(吉沢さん)と母・ゑい(和久井映見さん)との別れが描かれた。
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第32回では、栄一は明治政府を辞め、第一国立銀行の総監役として、新たな道を歩み始める。開業後、駆けつけた五代友厚(ディーン・フジオカさん)は、“商いは化け物”、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)していると栄一に助言する。
そのころ、三菱を率いる岩崎弥太郎(中村芝翫さん)は、大蔵卿に就任した大隈重信(大倉孝二さん)と結びつきを強め、海運業で急成長していた。そんな中、ゑい(和久井映見さん)が体調を崩し、東京の栄一のもとに身を寄せることに……。
ゑいは栄一に「寒くねえかい。ごはんは食べたかい」と優しく問いかけると、最期は栄一の妻・千代(橋本愛さん)に「お千代、ありがとう……。ありがとうね」との言葉を残し、眠るようにこの世を去った。
10月10日放送の第30回「渋沢栄一の父」の“とっさま”こと父・市郎右衛門(小林薫さん)に続く、親との別れに栄一は「ありがとう、かっさま」とぽつり。
SNSでは「ああ、かっさま」「かっさま…ご臨終…」「かっさますてきな人」「お千代さんへのありがとうに全て込められてる」などと視聴者は反応。またゑい役の和久井さんの静かなる名演に心を打たれた視聴者からは、「本当に涙が出てきた」「かっさまが臨終に際し、美しすぎる」「和久井さん、立派な、女優さんになられて…」「名優、和久井映見、こん身のの演技」「今回の大河は、女性や家族の描き方が、美しくてすてきですね」といった感想も書き込まれた。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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