女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)第2回が11月2日に放送され、終盤に初代ヒロイン・橘安子役を演じる上白石さんが登場した。“第1走者”として深津さん、川栄さんへとバトンをつなぐ上白石さんは、「通常半年かけて描く物語を3分の1に凝縮しているので、内容も3倍濃縮でとても濃く、1年分くらいの重みと実感があります。毎シーン撮るたびに心が震えます」と語っている。
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同作は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。
上白石さんは、朝ドラ出演が決まったときの心境を「やっぱり“朝ドラ”のヒロインには憧れていました。いろいろな方が『萌音ちゃん、“朝ドラ”っぽいね』と言ってくださることもあって、だんだんいつか出られたらうれしいなと思うようになっていったんです」と明かしている。
演じる安子の印象は「本当に普通の子」だとか。
「朝ドラのヒロインって何かを発明したり、夢を目指して追いかけたりする人物が多いと思うんですけど、安子は一人の人間として生きた人。そこにすごく共感しますし、生きているだけでドラマだなと感じます。命の大切さみたいなものを安子から教えてもらっていますね」
安子の運命を動かしていく雉真(きじま)稔役の松村北斗さんについては、「松村さんは、英語の発音がとてもきれいなんです。熱心に勉強されていましたし、シーンを重ねるたびに音がきれいになっていって、さすが音楽をやる方だなと思いました」と話す。
また、村上虹郎さん演じる稔の弟の勇には母性をくすぐられるようで、「安子にとっては本当に気の置けない幼なじみで、からかってきたりふざけたりもするんですけど、いざというときにポンと背中押してくれるのが勇なんです。嫌みなく心から人のためを思ってやれちゃうところがいいですよね」と声を弾ませていた。
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