松本若菜:「やんごとなき一族」“松本劇場”が開幕 視聴者の目を楽しませる“百面相”が魅力

連続ドラマ「やんごとなき一族」で深山美保子を演じる松本若菜さん(C)フジテレビ
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連続ドラマ「やんごとなき一族」で深山美保子を演じる松本若菜さん(C)フジテレビ

 庶民の家庭から上流社会の一族に嫁いだ主人公の姿を描く連続ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系、木曜午後10時)。第2話の放送を終え、早くも本作で強烈な印象を残しているのが女優の松本若菜さんだ。松本さんが演じているのは、主人公・佐都(土屋太鳳さん)にとって兄嫁にあたる美保子。初回から表情を巧みに変化させ、見事な“百面相”を披露し、「松本若菜の顔芸最高!」「もう若菜さんのとりこ」「松本劇場大好きw」と視聴者を楽しませている。

 ◇「仮面ライダー電王」で女優デビュー 「麒麟がくる」での熱演も話題に

 松本さんは1984年2月25日生まれ。2007年の特撮ドラマ「仮面ライダー電王」で女優デビューを果たし、主人公・野上良太郎(佐藤健さん)の姉、野上愛理役を務めた。以降、数多くのドラマや映画で活躍。2020年には計10本のドラマに出演し、「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」(日本テレビ系)、「七人の秘書」(テレビ朝日系)、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)、「駐在刑事Season2」(テレビ東京系)、「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系)と民放キー局も制覇した。

 また、同年にはNHK大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演。後に徳川家康となる松平元康(風間俊介さん)の母、於大の方を熱演し、子を思う母の心情を見事に体現した。松本さんが醸し出すはかなげな雰囲気と美しさも相まって、視聴者からは「演技に目を奪われてしまった」と好評を得た。

 2021年も「イチケイのカラス」(フジテレビ系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京)など8本のドラマに出演。今年1月期に放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(フジテレビ系)で演じた、クールな敏腕女性刑事・猫田十朱も記憶に新しい。ノーブルな雰囲気を漂わせた美しさも相まって、バイプレーヤーとしてさまざまな作品に彩りを加えてきたといえるだろう。

 ◇一瞬にして別人! “表”と“裏”を巧みに使い分ける表情が話題に

 今回の美保子役では、そんな松本さんの演技力とノーブルな雰囲気が存分に発揮されている。美保子は、物語の舞台となる深山家の長男・明人(尾上松也さん)の妻。江戸時代から400年以上続く名家の次期女主人として「この役割を担えるのは自分しかいない」と自負しており、鼻高々な振る舞いが印象的だ。

 しかし、ある日、庶民の佐都が次男・健太(松下洸平さん)の妻として深山家にやって来たことで事態は一変。深山家の当主・圭一(石橋凌さん)の策略によって、健太夫婦に跡取りと次期女主人の座を奪われてしまったのだ。

 表では変わらずに振る舞う美保子だが、裏では佐都への敵意をむき出しにして、次々と“嫁いびり”を仕掛けていく。第1話では、ぬれてしまった佐都をかばうようにサウナ室へ案内したかと思いきや、「調子に乗ってんじゃないわよ!」と眼光鋭く詰め寄り、そのままサウナ室に閉じ込めてしまった。

 その後、佐都の携帯電話に着信が。代わりに出た美保子は打って変わってすました“よそ行き”の顔になり、電話口で笑顔を浮かべながら“良き兄嫁”として対応。相手によって話し方や表情がガラリと変わり、まるで別人のように変身する姿は実に見ものだ。

 こうした美保子のキャラクターを、松本さんはジメジメした“怪演”ではなく、ポップさを取り入れながら、どこか憎めない愛らしさすらも感じさせる人物として表現。早くも視聴者の間では「松本劇場」と親しまれ、「美保子さん見たさある」「美保子さんの表情が毎回楽しみ」「美保子さんが面白いので最後までついていくわ」といった声も上がっている。

 表情を巧みに操り、見る者を“目”で楽しませている松本さん。これから先、どんな“松本劇場”が繰り広げられるのか、目が離せない。

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