福原遥:朝ドラ「舞いあがれ!」で空に憧れるヒロイン 飛行機には「夢が詰まってる」 キャストとの絆も

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインを務める福原遥さん(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインを務める福原遥さん(C)NHK

 10月3日にスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)で空に憧れるヒロインを演じる福原遥さん。ハードだといわれる朝ドラの撮影も「とにかく楽しい」と笑顔を絶やさず、「ついに放送されるんだなと、ドキドキワクワクしています」と目を輝かせる。そんな福原さんに、ロケ地・東大阪と長崎・五島列島の印象や、主人公・岩倉舞の家族や仲間を演じるキャスト、少女時代の舞を演じる子役の浅田芭路(あさだ・はろ)ちゃん(9)らとの絆について聞いた。

 ◇ロケ地・東大阪、長崎五島列島は「どちらもすてきな場所」

 「舞いあがれ!」の主人公、岩倉舞は東大阪で生まれ育つが、よく熱を出すことから、小学3年生の春から夏にかけて母めぐみ(永作博美さん)の故郷である長崎・五島列島で過ごすことになる。

 福原さんに、ロケ地となった東大阪の印象を聞くと、「東大阪はものづくりの町と聞いていて、(今回のロケで)初めて行かせてもらったんですが、本当にいろんな町工場があって、機械の音があちこちから聞こえてきて、私にはとても新鮮でした。ここからいろいろなものが作られて、私たちの生活で使わせてもらってるんだなと」と感慨を覚えたようだ。

 さらに、「(そこで働く)職人さんがとにかくカッコよくて。ネジ工場の見学をさせていただいたときに、直接お会いしてお話を聞かせていただいたんです。ずっと(もの作りを)やられていたすてきな手だなという方がたくさんいらして、とても感動しました」と目を輝かせる。

 関東出身の福原さんにとって、NHK大阪放送局(大阪市中央区)での撮影も、「大阪の方は明るくてエネルギッシュで、楽しくて温かい家族のような方ばかり。人と人との距離も近いですし、パワーを感じます。明るくてすてきだなというのが今も変わらない印象です」と感じている。

 もう一つのロケ地である五島列島は、「海がすごく透き通っていて海底が見えるくらいきれいでした。山もあって空気が気持ちよくて、一気に癒やされて。悩みや不安、いろんなものがあっても、解き放されるような感覚がありました」と大自然に囲まれ、癒やされたようだ。

 また、五島列島は「ご飯がとてもおいしかった。お刺し身、お肉もおいしいですし、人がとても優しくて穏やかで、温かさ、優しさを感じました」といい、東大阪も五島列島も「どちらも本当にすてきな場所だなと感じました」と実感を込めて語る。

 ◇撮影現場では「およ」が流行

 舞は飛行機が好きで、大学では人力飛行機サークルに入る。空を飛ぶことに魅せられて、やがて旅客機のパイロットを目指すようになる。福原さん自身も飛行機は「大好きです」といい、乗ったときに「自分が今いる場所から全然違う場所に行くんだというワクワク感はいつも楽しみですし、空を飛ぶということに率直に感動します」と舞と自身の共通点と感じている。

 特に、「撮影のため、飛行機で五島列島へ行くときに空の上から見える景色がとてもきれいでした。海が真っ青で、山が連なっていて、素晴らしい景色が味わえました。そういった景色も飛行機に乗らないと見られないので、本当に飛行機には夢が詰まっているなと感じます」とうっとりとした表情で語る。

 東大阪も五島列島もそれぞれの土地に独特の方言があり、せりふにも反映されている。福原さんが印象に残った方言を尋ねると、「撮影現場ですごくはやっていたのは五島の方言の『およ』です。相づちに使えるので、(共演者と)休憩中も『およ』で会話していました。いろんな『およ』の言い方、バリエーションを増やしました」と楽しそうに笑う。

 ◇岩倉家は「第二の家族」 少女時代の舞を演じる芭路ちゃんとの絆も

 父・浩太(高橋克典さん)や母(永作さん)、祖母(高畑淳子さん)、兄・悠人(横山裕さん)ら家族や幼なじみ、サークル、航空学校の仲間を演じるキャストとの現場は「楽しいです。こんなに素晴らしい環境でお芝居をさせていただけて、日々幸せだなと思いながら過ごしています」といい、特に家族の場面は、「岩倉家は私にとって第二の家族のよう。キャストの皆さんといろいろと相談させていただいたり、ほどよい緊張感がありつつ、ホッとできるような温かい環境で撮影できています」と感謝する。

 また、「航空学校のメンバーもそうなんですが、人力飛行機サークルのチームメートが本当に明るくて、エネルギッシュで、青春しているなという感覚があります。人力飛行機を飛ばすためにみんなで一つにまとまって、団結力がありますし、全員でがむしゃらに頑張る。仲もよくて、すごく楽しく撮影させてもらっています」と充実感をにじませる。

 舞の少女時代を演じる芭路ちゃんとは、「現場で話しました」といい、「『遥さーん』ってハグしてくれて、とにかく可愛くて。誰よりも元気で明るく頑張っていて、笑顔に私も元気をもらい、不安も徐々になくなっていきました。芭路ちゃんが、舞を可愛くすてきに演じてくれたので、ちゃんと引き継げるように頑張らなければと思いました」と語る。

 さらに「芭路ちゃんから、2人で撮った写真プリントに貝殻の飾りをつけたものをプレゼントしてもらいました。それを部屋に飾って毎朝ご飯食べるときや出かけるときに『今日も行ってくるね。頑張ってくるね』という感じで声をかけています」と明かす。

 ◇将来は「舞のような温かい家庭を持ちたい」

 24歳の福原さんに10年後、どうなっていると思うかと想像してもらうと、「人間としてちゃんと成長できていたらいいなと思います」といい、「家庭は作りたいですね。自分自身もとても家族が好きで。一番大切な存在なので、そんな家庭を作れたらいいなと思います」と、「舞いあがれ!」の主人公、舞のような温かい家庭を望んでいるようだった。

 最後に、放送開始に当たり、「『舞いあがれ!』という作品をたくさんの方に届けたい。優しさや、人との関わりの温かい部分、愛などがとても大切に描かれている作品です。舞ちゃんが頑張っているから、僕も私も頑張ろうと思ってもらえるような作品にしていきたい。とにかく全力投球で、自分の力を出し切りたいです」と前向きなメッセージを送った。

 「舞いあがれ!」は、ヒロインの舞が、ものづくりの町・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島を舞台に、さまざまな人と絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく物語。同局の土曜ドラマとして2020年1月に放送された「心の傷を癒すということ」などで知られる桑原亮子さんのオリジナルで、共同脚本として、嶋田うれ葉さん、佃良太さんもチームに加わる。

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