緊急取調室 (2025)
最終話 蒼い銃弾
12月18日(木)放送分
女優の長澤まさみさん主演の連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)が10月24日に始まる。実在の複数事件に着想を得た渡辺あやさん脚本の社会派エンターテインメント。スキャンダルでエースアナウンサーから転落した浅川恵那(長澤さん)と仲間たちが連続殺人事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う。初回は15分拡大放送。
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エルピスはギリシャ神話でさまざまな災厄が飛び出したとされるパンドラの箱に唯一残されたもの。希望とも、災いの予兆とも解釈される。
ここでは筒井真理子さん演じる岸本陸子を紹介する。
陸子は拓朗(眞栄田郷敦さん)の母親で、年収1億円の敏腕弁護士。夫も弁護士だったが、拓朗が幼い頃に亡くなり、今は高級住宅街の一戸建て住宅で拓朗と2人暮らし。
「大洋テレビ」アナウンサーの恵那は、かつてゴールデンタイムのニュース番組でサブキャスターを務め、人気・実力兼備のアナウンサーだった。だが、週刊誌に「路上キス写真」を撮られ、番組を降板。今は社内で「制作者の墓場」と皮肉られるフライデーボンボンでコーナーMCを担当している。
番組で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの拓朗に呼び止められた恵那は、ある連続殺人事件の死刑囚が冤罪かもしれない、と相談される。
両親が弁護士で裕福な家庭で育った拓朗は美男でもあり、仕事の実力以上に自己評価が高く、空気を読めない。恵那は、ある理由で報道、特に冤罪事件とは関わりたくないと思っているが、拓朗は恵那の気持ちなどお構いなしに、事件の真相を追うために力を貸してほしいと頭を下げる。拓朗の執心には事情があった。
拓朗いわく、冤罪疑惑は有力筋から得た情報という。かつて自分が伝えたこともある事件だけに、すぐには信じられない恵那。事件発生は10年近く前で、犯人とされた男の死刑も確定している。
恵那は、既に風化した事件を掘り起こすことは得策ではない、と一蹴する。だが拓朗は懲りずに、新入社員時代の指導担当で報道局のエース記者・斎藤(鈴木亮平さん)を頼る。拓朗は、事件当時の話を一緒に聞きに行こうと無邪気に恵那を誘うが……。
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