北川景子:来年1月期「女神の教室」で月9初主演 ロースクールの新米教師に

2023年1月期の連続ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」で主演を務める北川景子さん(C)フジテレビ
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2023年1月期の連続ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」で主演を務める北川景子さん(C)フジテレビ

 女優の北川景子さんが、2023年1月期のフジテレビ系“月9”ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(月曜午後9時)で主演を務めることが10月24日、明らかになった。北川さんが同枠のドラマに主演するのは初めて。同局のドラマへの出演は、2015年の「探偵の探偵」以来、約7年ぶりとなる。

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 今作は、ロースクール(法科大学院)を舞台にしたリーガル青春群像劇。実務家教員としてロースクールに派遣された裁判官の主人公が、法の教科書には載っていない「人」を知るための授業を繰り広げる。ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」などの大北はるかさん、神田優さんが脚本を手がけるオリジナル作品となる。

 北川さんが演じるのは、感受性豊かで人間味あふれる主人公・柊木雫。学生時代に父親が勤め先の町工場を解雇され、原告側の家族として裁判に同席。そのときの裁判官の姿に感銘を受け、自身も裁判官を志した。現在は東京地方裁判所の刑事部の裁判官で、「人を知らなければいい法律家にはなれない」がモットー。司法試験合格という目先のゴールにばかりとらわれるロースクールの現実に新風を巻き起こしていく。

 キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇北川景子さん

 --今作の出演が決まった際の心境をお聞かせください。

 まだ台本も出来上がっていない時期にお話をいただいたのですが、野田(悠介)プロデューサーとは「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(2009年)でご一緒していて、当時はお互いにまだ新米同士だったので、“えっ? あの野田さんですか?”というところから始まったんです(笑い)。

 最近はフジテレビの連続ドラマにあまり出演できていなくて、約7年ぶりになります。現場の顔ぶれも懐かしい方ばかりで、本当にどんな作品になるのか、まだ台本もないうちから楽しみでした。

 --月9作品初主演ということで意気込みはありますか?

 フジテレビのドラマには若いころから毎年のように出演させていただいていたので、“月9の主演は初めてなんだ!”と意外に感じました。この伝統あるドラマ枠に、また出演させていただくことだけでもうれしいのに主演させていただけて本当にうれしいです。

 でも野田さんや、信頼している澤田(鎌作)監督、以前から知っているスタッフの方々と一緒に作っていけるので、荷が重いとかプレッシャーを感じることはありません。初めてご一緒するスタッフの方ばかりだったら、プレッシャーがあったかもしれませんが、今回はやはり楽しみとうれしさしかありません!

 --オリジナルドラマとなりますが台本や自身の役に関する印象は?

 リーガル作品はこれまでもたくさんありましたが、弁護士や裁判官、検察官を目指す人たちが通うロースクールを舞台にした作品はあまり見たことがないので、設定自体すごく新しいと思いました。役柄についても、私が今までにあまり演じたことのない、すごく真っすぐでピュアな、人のことをいろいろな角度から捉えることができるキャラクターで、それでいて少し頼りないところもある。生徒たちにしてみれば“この先生、大丈夫?”と、少し抜けている部分が危うく映ったらいいなと思います。

 --視聴者の皆様へメッセージ。

 裁判官としてのキャリアに誇りを持っていた柊木(雫)が、ロースクールに派遣されて職員になるところから始まります。裁判官になったとはいえ、何もかもをうまくこなしてきたわけではない柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していく物語なので、皆さんにも共感いただけることが多いのではないでしょうか。

 学生目線でいえば、夢を追いかけることの苦悩などにも共感いただけると思います。リーガル作品ですが、ハッ!としたり、いつの間にか引き込まれたりと、気軽に見ていただける作品になればうれしいです。コメディーのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるように頑張りますので、ぜひご覧ください!

 ◇プロデュース・野田悠介さん

 “真相を解き明かせ! 真実は何か!?”。リーガルドラマでは弁護士や裁判官などはよく見るが、真実にたどり着く過程で彼らは何を考えているのか? 依頼人などを守るために、彼らはどういうことをしているのか? 法律って難しくて敬遠しがちですが、実は身近で私たちを守ってくれるもの。エリート集団だと思う人たちも多いとは思いますが、法律家がどのように法律を学んでいくのか。夢を追いかけたり、かなえたい目標に向かって突き進んでいく。そこを支える先生と生徒の成長は学園ドラマとしての魅力も兼ね備えています。毎話、柊木から投げかけられる課題に戸惑いながらも向き合っていく。そんな彼らの成長を視聴者の皆様へ届けたいと思っています。

 そして、北川景子さんが今まで演じたことのない、無駄に一生懸命で非効率的な女性。残念で頼りない所もあるけど、とことん前のめりで向き合う主人公・柊木雫。北川さんの凛としたイメージとは正反対の役柄をどのように演じていただけるのだろうかとイメージしながら柊木雫を作り上げていきました。以前もご一緒させていただいて、もう一度絶対にお仕事をしたいと思っていたので、お受けしていただけて本当にうれしかったです!

 ロースクールで出会う癖のある先生たちと、個性豊かな生徒たちに囲まれて、先生としてどう成長していくのか? 学生たちに認めてもらえるのか? ロースクールのリアルな日常と先生と学生たちの成長を描くリーガル青春群像劇を、どうぞお楽しみに!

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