良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。11月20日放送の44回「審判の日」では、主人公・北条義時(小栗さん)が、雑色のトウ(山本千尋さん)に源仲章(生田斗真さん)の殺害を命じるシーンが登場した。
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第44回では、後鳥羽上皇(尾上松也さん)の計らいにより、右大臣に叙されることとなった源実朝(柿澤勇人さん)。政子(小池栄子さん)が愛息の栄達を喜ぶ中、鎌倉殿への野心に燃える公暁(寛一郎さん)は三浦義村(山本耕史さん)のもとを訪れ、鶴岡八幡宮で執り行われる拝賀式で「実朝を討つ」と宣言する。
一方、義時は、三浦館の動きに胸騒ぎを覚える泰時(坂口健太郎さん)から相談され、義村に「公暁が実朝を襲おうとしているのではないか」と事の真相を確かめる。しらばっくれる義村のウソを見抜いた義時は、仲章に「何かがあっては遅い」と拝賀式の中止を進言するも、仲章は口出し無用とばかりにはねつける。
その席で、実朝から「ゆくゆくは御所を西(京)に移すつもりだ」と聞かされ、愕然(がくぜん)とする義時。京(朝廷)になびく実朝と、「坂東武者の世を作るため」鬼と化してきた義時は、幕府の在り方について、これまでも相いれない部分があったが、この実朝の“鎌倉を捨てる”発言は決定打となってしまう。
怒りに震える義時に対して、仲章は自分の優位性をさらに際立たせようと、前鎌倉殿の頼家(金子大地さん)の死の真相をまるで知っているかのような口ぶりで義時に揺さぶりをかける。そこで義時は、大江広元(栗原英雄さん)に相談。広元の「仲章には死んでもらいましょう」との言葉に従い、トウに「(仲章を)殺せ」と命じるが……。
雪が降りしきる夜、鶴岡八幡宮で右大臣拝賀式が執り行われる。大階段の下で控える義時へと近づいてきた仲章は、自分の命を狙った雑色を捕らえたことを義時に教えると、「しくじったな。必ず(主の名を)吐かせてみせる」と自信満々の顔で宣言。手を差し出し、自分と太刀持ちを交代するよう義時に告げる。
SNSでは、りく(宮沢りえさん)に続いて、仲章の暗殺に失敗したトウについて、「トウがやられた?」「トウがしくじった」「またしてもミッション失敗…」「トウちゃん必殺率低いよねぇ」「トウちゃん失敗しすぎ問題」などと視聴者は反応。
また、トウの暗殺失敗は結果的に、義時と仲章の運命の“太刀持ち交代”を呼び込んだ(史実では、義時の命も狙っていた公暁に、仲章は誤って討たれてしまう)ことから、「いや…まさか義時、失敗も想定内だったりす…る?」「小四郎、トウが失敗すること、仲章が自分と代わることまで想定済みだったりして…と思うと恐ろしい」「トウの暗殺失敗はワザとか? 仲章に太刀持ちをさせるための義時のはかりごとか? それも白い犬のお告げのおかげか?」といった意見も登場した。
さらに「逆に義時の読み勝ちで、トウの失敗→太刀持ち交代→来週実朝ごと仲章がアレされちゃうのまで織り込み済み、だったらブラック義時怖いな」「トウによる暗殺失敗も、仲章を調子づかせるための策だったなんて展開だったら嫌だな」「仲章がトウによる暗殺失敗から、義時に太刀持ち交代を迫るところは偶然なのか、そこまでも義時の作戦なのかは来週答え合わせということでよい?」といった声も上がっていた。
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