佐野弘樹:「舞いあがれ!」で朝ドラ初出演 お調子者の水島役に「明るさが長所にも短所にもなっている」

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で水島祐樹を演じている佐野弘樹さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で水島祐樹を演じている佐野弘樹さん (C)NHK

 福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している俳優の佐野弘樹さん。朝ドラ初出演について、また、演じている水島祐樹について、佐野さんが感じた印象などを語った。

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 水島は有名スーパー「水島ストア」の社長の息子。父親からスーパーを「継げ」と言われているが、それが嫌でパイロットを目指している。岩倉舞(福原さん)、柏木弘明(目黒蓮さん)と同じチームになり、クールな柏木と対照的に、明るく周りを盛り上げるムードメーカーという役どころだ。

 朝ドラ出演決定を振り返り、佐野さんは「それはもう、素直にうれしかったです。朝ドラ出演も初めてですし、NHKの番組に出ること自体が初めてでした」とコメント。撮影現場で驚いたこととして「5台のマルチカメラで撮るという撮影方法」を挙げ、「僕はこれまで映画の現場が多かったのですが、映画って基本的に1台のカメラ、多くても2台ぐらいですから」と明かす。

 続けて「ワンシーンを撮り終えるごとに行われるモニターチェックで、毎回自分のお芝居を見直す時間があるのも新鮮で。これまで同年代の登場人物による群像劇みたいな作品をあまりやってこなかったので、皆で苦楽を共にして乗り越える、というお話を作り上げていくのは、新たな体験でした」と語る。

 水島について、佐野さんは「一見明るいムードメーカーでお調子者です。しかし、生い立ちやバックボーンを読み解くと、なぜそうなったか、という部分が分かってきて、明るさが長所にも短所にもなっていると感じます。家業を継ぐことから逃げ、大事なところからいつも逃げてきたんでしょうね。人当たりが良くて、場を明るくするんだけれど、それは裏を返せば『面と向かって本心をさらせない』『真剣になれない』ということでもある。その表裏一体の部分をしっかりと表現できたらと思って演じました」と話している。

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