木梨憲武:24年ぶり連ドラ主演 1月期“月10”「春になったら」で奈緒とW主演 「妻の成美さんに強く後押しされて」

2024年1月15日スタートの連続ドラマ「春になったら」でダブル主演する奈緒さん(左)と木梨憲武さん(C)カンテレ
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2024年1月15日スタートの連続ドラマ「春になったら」でダブル主演する奈緒さん(左)と木梨憲武さん(C)カンテレ

 奈緒さんと木梨憲武さんがダブル主演を務める連続ドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)が2024年1月15日にスタートすることが分かった。3カ月後に結婚する娘と3カ月後にこの世を去る父が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」をかなえていく、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。奈緒さんが娘の椎名瞳を、木梨さんが父・雅彦を演じる。木梨さんが連続ドラマで主演するのは、1999年7月期の「小市民ケーン」(フジテレビ系)以来、約24年ぶりとなる。

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 ドラマは、「HERO」シリーズ(フジテレビ系、2001~15年)やNHK連続テレビ小説「まんぷく」(2018~19年)などで知られる脚本家・福田靖さんのオリジナル作。早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた父娘が、二人での残された時間を悔いなく過ごそうとする。そして個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、瞳の結婚相手の秘密などが明らかになっていく。

 木梨さんはオファーを受けたときの心境について「『え?それ、俺で大丈夫?』と(笑い)。実はお返事の締め切り日の本当にギリギリまで、やらせていただくかどうか悩んでいました」と明かし、「妻の(安田)成美さんや、(友人の)ヒロミに『こんな光栄なことはないからやってみなよ』と強く後押しをされて、その飲みの場でやらせていただきますと電話でお返事をしました。連ドラは久しぶりすぎて、最近台本に触れることもなかったので、開くのすら怖い怖い怖い!って感じで(笑い)。成美さんに『台本をずっと見ていなさい』と言われ、今までとは全く違う生活がスタートしています。自転車屋とか音楽とかアートとかラジオとかいろいろとやっている中で、久しぶりに連ドラの感じを楽しみたいなと思っています」とコメント。

 娘役の奈緒さんについては「まだ2回しかお会いしていないですが、なんかもう旅番組一緒に行ってきたくらいの関係な気がします(笑い)。お会いする前からもちろんテレビでは拝見していて、周りの友達も『あの子本当にすごい! どんな役でもできる!』とみんな口々に褒めてかなり盛り上がっていて、今回父親役としてご一緒できるのが本当に楽しみです。たぶん台本を持たなくても、現場行ったらスーって全部入ってる人だと思うんですよね……。直接話してみると、すごく男前なところもあるなと感じたので、自分はフリースタイルでやらせてもらって、お世話になろうかなと思います(笑い)!」と話した。

 奈緒さんは「オリジナルの物語だからこそ、木梨さんとどんなふうに作っていけるのかワクワクしています。脚本の福田靖さんが紡ぐ物語は、父役を木梨さんが演じるからこそ、娘の一言が面白くうつるような遊び心のある面白いセリフがたくさん詰まっていて、セリフを受けることも、自分が言うこともとても楽しみです。3カ月という時間の中で、ゴールにどうやってたどり着くのか、その過程を大切に大切に育てていきながら、皆さんに届けられるよう頑張ります。大切な人のことを思い浮かべてもらえたり、忘れかけていた大切なことを思い出したり、そんな手助けができるようなドラマにしたいです」と意気込んだ。

 父役の木梨さんについては「昔からテレビでは拝見していたのですが、今回初めてお会いして、こんな大人になれたらいいなと思いました。一緒に主演をさせていただけることがすごく光栄です。先日、木梨さんのアトリエに行かせていただいて、自分の中にあるものを自由に表現されている方なのだと改めて感じて、尊敬の気持ちが大きくなりました。自分自身が何を面白い、楽しい、かっこいいと思うのか、自分の心が躍るものは何かをすごく大切にして、向き合っていらっしゃるので、私も自分の心の声と向き合わなければいけないなと感じました。撮影期間中、大先輩の木梨さんからいろいろ学ぶべく、ひと時も見逃さないぞという強い思いです。ご一緒していると心強いし、ずっと笑わせてくれるので、3カ月間スタッフさんも含めてみんなで笑いあえる時間を作っていける気がして楽しみなのですが、笑い過ぎていつか気絶しちゃったりしないだろうか……と(笑い)。もっと体力をつけてから撮影に臨みます!」と語った。

 カンテレの岡光寛子プロデューサーは「家族で一緒に桜を見られたら……。祖母の余命が3カ月だと宣告をされた時に医師からかけられた言葉が、この作品のきっかけでした誰もが迎える人生の最期。もしそれまでに残された時間がわかるとしたら、どう過ごすことが本人や家族にとって幸せなのか。答えはありませんが、そんな思いから、連帯した“家族”を題材としながら、立場が異なる“個”の幸せを追求することをテーマにしたホームドラマを今回立ち上げました。脚本の福田靖さんと、父親の立場、娘の立場で会話を重ねながら、2024年1月からの“3月しかない物語”を、大切に丁寧に紡いでいきます」とアピールした。

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