長谷川博己:TBS系「日曜劇場」7年ぶり主演 4月期「アンチヒーロー」で「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士に

連続ドラマ「アンチヒーロー」で主演を務める長谷川博己さん
1 / 1
連続ドラマ「アンチヒーロー」で主演を務める長谷川博己さん

 俳優の長谷川博己さんが、4月からTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「アンチヒーロー」で主演を務めることが2月2日、明らかになった。長谷川さんが同枠に主演するのは、2017年4月期に放送された「小さな巨人」以来7年ぶり。

ウナギノボリ

 今回、長谷川さんが演じるのは、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。有罪率99.9%といわれている日本の刑事裁判で、残り0.1%に隠された「無罪の証拠」を探し、依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る、ヒーローとは言い難い限りなくダークで危険な人物になるという。

 ドラマは「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川さん演じるアンチヒーローを通して、視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?」を問いかける。「電車に1本乗り遅れてしまった」「朝、忘れ物をして取りに帰った」など日常のほんの少しのきっかけで、正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。スピーディーな展開で次々に常識が覆されていく、逆転パラドックスエンターテインメントとなる。

 長谷川さんは「今回は日本の司法組織が舞台となる完全オリジナルストーリーです。法治国家である日本において、やはり法がすべてなのでしょうか? いろいろな公判を傍聴、取材させていただき、果たして、何が正義で、何が悪なのか、自分自身もよく分からなくなってきました」とコメント。

 「正直、ドラマでここまでのことを描いてよいのか心配になるくらいですが、とにかく視聴者の皆様に楽しんでいただけますようスタッフ・キャスト一丸となって挑む所存です」と意気込みを語った。

 飯田和孝プロデューサーは、「このドラマの主人公は、ヒーローとは到底言い難いアンチヒーローな弁護士です。所詮人間が作り上げた『法律』というルールを、彼がどう使い、どう利用していくのか。どんなアンチなエンターテインメントになっているのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。そして、見てくださる方が、少しでも自分にとって大切な何かを思うきっかけになってくれたらと願っています」とメッセージを送った。

テレビ 最新記事