日本各地の人里離れた一軒家で暮らす人を追うバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABC・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。3月3日の放送では、鹿児島県の山深い一軒家を訪問。一人暮らしの79歳の女性が、感謝の気持ちに包まれて暮らしてきたというこれまでの人生を語る。女性が紡ぐ人生ドラマに、ゲストの俳優の内藤剛志さん、落語家の蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)さんも大いに感動する。
ウナギノボリ
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捜索隊が衛星写真で発見したのは、鹿児島のほぼ中央にある山中の一軒家。森に囲まれたような敷地は小さいながらも美しく整備され、耕された畑がある。最寄りの集落を訪れた捜索隊は、通りかがりの男性に衛星写真を見てもらうと、「ここの方は知り合いですよ。80歳くらいの女性がお一人で暮らしています」とまさかの返事。しかも、一軒家まで案内してくれることになった。
急こう配の山道を上がっていくと、絶景が見渡せる場所に到着。案内してくれていた男性が車を停め、「天気が良ければ、 ここから桜島が見渡せるんです」と説明。捜索隊が目を凝らすと、ぼんやりと桜島を見ることができる。さらに山道を進み峠を越えると、高い杉の木立と清流に囲まれるように切り開かれた土地に目指す一軒家が見えてきた。
にこやかに迎えてくれたのは79歳の女性。かつては5軒ほどの集落だったそうだが、6年ほど前から一軒だけになったそうだ。7年ほど前には築100年以上の歴史あるかやぶき屋根の母屋が火災で全焼するという悲劇にも見舞われたという。「夫は先祖代々の土地を離れたくない」と、この場所に新しく家を建てることに。
その夫も3年半前に亡くし、現在はこの地で一人暮らしをしている。女性は「今まで苦労してきたことも多かったですが、今になってみれば、みんなに助けてもらってね。この土地を守るのは私だと思っています」とこれまでの人生を語る。
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