虎に翼:「日本人ならぜいたくはできないはずだ!」 忍び寄る戦争の影 SNSで不安の声「これからつらい展開に」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第32回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第32回の一場面(C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第32回が、5月14日に放送され、戦争を予感させるシーンが描かれた。

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 第32回では、司法修習後の試験に合格した花岡(岩田剛典さん)が、どうしても早く伝えたいと寅子(伊藤さん)に電話をしてくる。みんなでお祝いをしようと提案した寅子に、花岡はあるリクエストをする。それを聞いて、花江(森田望智さん)とはる(石田ゆり子さん)は大喜び。

 華やかなワンピース姿でお祝いの食事に行った寅子は、花岡から故郷である佐賀に赴任することになったと告げられ……と展開した。

 寅子が雲野法律事務所に向かう途中では、「日本人ならぜいたくはできないはずだ!」と書かれた看板が。事務所では、事務員の常盤(ぼくもとさきこさん)が読んでいた雑誌の“結婚十訓”に「産めよ増やせよ国のため」と記載されていた。

 さらに「国民総動員体制が発せられて以降、政府は国民一人ひとりが銃後も戦場の覚悟で、これに当たることを強く求めております」というラジオ放送が流れ、竹もとでは「御時世柄 品数を減らしております」と書かれたはり紙が映し出されるなど、戦争を感じさせる場面が相次いだ。

 視聴者からは「ちょいちょい戦争の足音がきこえるシーンに恐ろしさを感じる」「戦争がそこまで来てるね」「刻々と深くなる戦争の色、登場人物たちが心配でならない」「世の中は戦争に向かっていくし、これからつらい展開になるのだろうか」と不安のコメントが並んでいる。

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