虎に翼:「お嬢様を自由に」 玉ちゃんの“お願い”が切なすぎる 視聴者「自分が足かせになってると思ってるんだな」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第82回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第82回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第82回が7月23日に放送され、終盤、玉(羽瀬川なぎさん)が寅子(伊藤さん)にした“お願い”に、視聴者の注目が集まった。

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 第82回では、本庁で初めて刑事事件を受け持つことになった寅子は、家裁で取り扱う案件との違いに困惑。涼子(桜井ユキさん)と玉が営む喫茶店「ライトハウス」で、航一(岡田将生さん)に「家裁での経験が生かせるだなんて言ったことが恥ずかしいです」と吐露した。

 すると涼子が、「それは違うんじゃないかしら」と口を挟み、多くの子供や家庭を見てきた寅子だからこそ、見極められる真実があるのでは、と持論を披露する。寅子が「さすが涼子様です。今すぐにでも裁判所で働いてほしいくらいだわ」と返すと、涼子は寂しそうにほほ笑み、玉は悲しそうな表情を浮かべた。それに気がついた寅子は、「ごめんなさい。無神経でした」と謝罪した。

 日曜日、寅子はライトハウスを訪れるが、涼子と玉は不在で、カウンターで本を読んでいた航一は「少し休憩するそうです」と説明した。実は、玉の脚が痛んだため、店の奥で涼子が患部をマッサージしていた。

 店に戻った涼子は、人気商品だというまんじゅうを寅子たちに差し出す。楽しい時間はあっという間に過ぎ、涼子は組合の会合へ。玉と2人で店に残った寅子は、「勘違いだったらごめんなさい。でも、お店に来るたびに玉ちゃんの様子がずっと気になっていたの」と尋ねた。

 玉は「私は寅子さんのお友達のお付きだっただけで。お気持ちは昔から伝わっていました。だから、あの頃の私は勘違いしてしまった。皆さんと同じで、心では対等であると」と話した。

 寅子が「玉ちゃんもみんなと同じで大切よ」と手を握ると、玉は「寅子さんのお気持ちに甘えていいならば、お願いがあります。お力を貸してください。お嬢様を自由にして差し上げたいんです」と述べた。

 SNSでは「寅ちゃんへのお願いが切なすぎる」「自分が足かせになってると思ってるんだな」「やっぱり介護を負い目に……」「涼子様の重荷になっていると気にしているけど、玉ちゃんがいるから今の涼子様があると思う」といった声が上がった。

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