恋は闇
#10(最終回) 真実とは
6月18日(水)放送分
阿部寛さん主演のTBS系日曜劇場「キャスター」(日曜午後9時)の第5話が5月11日に放送された。阿部さん演じる進藤が、メインキャスターを務める「ニュースゲート」で訴えた内容について、SNSで話題になった。
あなたにオススメ
2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは? 近代日本に欠かせない人物
番組で、警視庁赤坂南署の隠ぺい問題を取り上げた進藤は、事件を通して社会の深い闇を垣間見た、と切り出した。「それは権力が真実を封じ、組織が正義をねじ伏せる構造。『正しいこと』が『許されないこと』にすり替えられる現実です。暴力をふるった警察官は守られ、被害者の声はかき消された。不正を告発しようとした者は脅され、正義を貫こうとした者は屈服を強いられた。なぜこんなことがまかり通るのでしょうか?」と問いかけた。
その理由は、組織の論理が個人の信念を支配するから、と語った進藤。
「権力の下では、真実よりも都合が優先される。誰かが不正を指摘すれば『空気が読めない』と疎(うと)まれ、『正義のため』と声を上げれば、『組織を乱すな』と封じられる。皆さんも思い当たることはないでしょうか? 職場で、学校で、日常のどこかで、理不尽をのみ込んだこと。おかしいと感じながらも沈黙を選んだこと。そしてその沈黙がさらなる不正を助長してしまったこと。組織のため、立場のため、守るべきもののために、私たちは知らず知らずのうちに良心にふたをする。そうやって正義は踏みにじられ、やがては忘れ去られていく」
進藤は、カメラの向こう側の視聴者に向かって「だが、問いたい。『仕方がない』という言葉は本当に正しいのか? 『そういうものだ』と見過ごすことは正解なのか? 沈黙が続く限りこの社会の構造は決して変わらない。あなたはこの現実を受け入れるのか? それとも疑問を抱き続けるのか? 考えるのはあなた自身です」と訴えた。
SNSでは「進藤さんのセリフは組織人として刺さる」「進藤さんの組織の話、思い当たる話しかない」「最後の進藤の言葉が刺さった。組織の中で良心が死んでいく……内部告発、隠蔽……ドラマでは暴かれてすっきり!」「進藤の名スピーチ」「最後の進藤キャスターの言葉にはハッとするものがありました」と注目された。
俳優の内野聖陽さん主演の連続ドラマ「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の最終回が6月19日に放送され、あるシーンに視聴者から怒りの声が噴出した。
歌手の浜崎あゆみさんが、6月26日放送のNHKの音楽番組「SONGS」(総合、午後10時)で特集されることが分かった。浜崎さんが同番組に登場するのは10年ぶり。スタジオパフォーマ…
俳優の内野聖陽さん主演の連続ドラマ「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が6月19日に最終回を迎え、視聴者の笑いも誘うシーンも登場した。
タレントが東京のさまざまな坂を全力で駆け上がる人気番組「全力坂」(テレビ朝日、月~木曜深夜1時20分)。
俳優の北川景子さんが主演を務める連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第9話が6月16日に放送された。同話の終盤、美海(一色香澄さん)…