キャスター:第6話 「脳死の夫の肺を娘に移植したい」 “真弓”中村アンの訴えを取材するが(前話のネタバレあり)

日曜劇場「キャスター」第6話の一場面(C)TBS
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日曜劇場「キャスター」第6話の一場面(C)TBS

 阿部寛さん主演のTBS系日曜劇場「キャスター」(日曜午後9時)第6話が5月18日に放送される。

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 前話は……報道番組「ニュースゲート」で、警視庁赤坂南署の暴行事件隠ぺい問題を取り上げた進藤(阿部さん)。事件を通して社会の深い闇を垣間見た、と切り出し、「それは権力が真実を封じ、組織が正義をねじ伏せる構造。『正しいこと』が『許されないこと』にすり替えられる現実です」と説明した。

 そのようなことがまかり通る理由について、 組織の論理が個人の信念を支配するから、と語った進藤。「権力の下では、真実よりも都合が優先される。誰かが不正を指摘すれば『空気を読めない』と疎まれ、『正義のため』と声を上げれば、『組織を乱すな』と封じられる。皆さんも思い当たることはないでしょうか?」と問い掛けた。

 「職場で、学校で、日常のどこかで、理不尽をのみ込んだこと。おかしいと感じながらも沈黙を選んだこと。そしてその沈黙が更なる不正を助長してしまったこと。組織のため、立場のため、守るべきもののために、私たちは知らず知らずのうちに良心に蓋をする。そうやって正義は踏みにじられ、やがては忘れ去られていく。だが、問いたい。『仕方がない』という言葉は本当に正しいのか? 『そういうものだ』と見過ごすことは正解なのか? 沈黙が続く限りこの社会の構造は決して変わらない。あなたはこの現実を受け入れるのか? それとも疑問を抱き続けるのか? 考えるのはあなた自身です」と訴えて……。

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 第6話は……「脳死と診断された夫の肺を娘に移植したい」。藤井真弓(中村アンさん)の必死の訴えを取材した華(永野芽郁さん)は、移植を阻んでいるのは現行の臓器移植制度だと「ニュースゲート」で伝える。

 放送を機に藤井親子を応援する声が広がるが、週刊誌の記事で真弓への同情は一気に非難へと変わる。

 真相確認のため、華は本橋(道枝駿佑さん)と共に、真弓が利用している「医療サポートセンターひまわりネット」へ。そこは進藤もずっと追っていた団体で……。

 ドラマは、テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁く社会派エンターテインメント。

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