緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の最終回(第130回)が9月26日に放送され、のぶ(今田さん)と嵩(北村匠海さん)の夫婦の物語が幕を閉じた。視聴者からは「夫婦愛に感動」「最高の終わり方」などと感動のコメントであふれかえっている。
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最終回では、病室のドアを開けた嵩は、にっこり笑うのぶの姿に胸がいっぱいになる。その後退院したのぶは、嵩に自分がいなくても大丈夫かと尋ね、今年の桜は見られないかもしれないとつぶやく。そんなことないと打ち消すように話す嵩は、たまらずのぶを抱き寄せる。
嵩は「教えてくれないか。僕は何をしてあげられるのか」と問いかけ、のぶは「うちの一番好きなあの歌、歌うて」と頼む。嵩は「アンパンマンのマーチ」を口ずさむ。のぶは「もういっぺん最初から。嵩さんが始めに書いた歌詞、それがいい」と伝え、嵩はかつてボツになった「たとえ命が終わるとしても」の歌詞で「アンパンマンのマーチ」を歌った。
のぶは「今よう分かった。嵩さんがこの歌に込めた思い。命はいつか終わる。でもそれは、全ての終わりやのうて受け継がれていく、アンパンマンの顔みたいに。やき、生きることはむなしいことやないがや。うちのこの残りの命、嵩さんにあげるきね」と語りかけた。
5年がたち、病気がすっかり治ったかのように元気に過ごすのぶ。夫婦で取材を受けていると、記者から「先生はどんな方ですか?」の質問が。のぶは「根っから優しい人なんです。草花にも生き物にも、人にも」「ただ優しいとかの程度やないがです。ちょっと標準を外れるくらい。虫も殺せんところがあります」と答えた。
場面が変わり、子供たちにアンパンマンの読み聞かせをしているのぶ。するとそこに嵩がやって来て、子供たちは「アンパンマンの先生だ!」と嵩を取り囲む。嵩は「みんなアンパンマンを好きになってくれてありがとう」と伝え、子供たちと「アンパンマンのマーチ」を歌った。のぶはその様子を見つめ「アンパンマン、優しい君は、行け、みんなの夢守るため」とつぶやき、涙を浮かべながらほほ笑んだ。
二人で並んで歩くのぶと嵩の後ろ姿。のぶは「嵩さんは、うちのアンパンマンや」と伝え、二人は手をつないで歩いていく。そのままカメラは空を映し出し、そこにはアンパンマンの形の雲が浮かんでいた。語りを務める林田理沙アナウンサーの「アンパンマンは今日もどこかの空を飛んでいます」というナレーションの後、のぶと嵩の「ほいたらね」のセリフで「あんぱん」の物語は幕を閉じた。
SNSでは「涙腺崩壊」「最高の終わり方」「15分間ずっと涙が止まらない良い最終回だった」「お互いを思って愛し合う素敵な夫婦愛に感動」「素晴らしいドラマでした」「最終回はほぼ二人芝居で締めたな」「すげぇ、最後は主演2人のお芝居で終わるのか…!」「幸せな半年間をありがとう」といった声が上がっていた。
今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。
9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。
「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。
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