リボーン ~最後のヒーロー~
第5話 交錯する世界線ー最大の代償ー
5月12日(火)放送分
高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)。第21回(10月27日放送)では、のちにトキ(高石さん)の夫となるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)が、松江にやって来た。今作で制作統括を務める橋爪國臣さんが、バストウさんの起用理由や、役作りのすごさについて語った。
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「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとその夫・八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルに、「怪談」を愛するヒロインが、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく姿を描く。
バストウさんは1991年8月26日生まれ、英国出身の34歳。真田広之さんがプロデュース・主演を務めたドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャストの一人であるマルティン・アルヴィト司祭を演じ、注目を集めた。ヘブン役には、オーディションを経て、1767人の中から抜てきされた。
オーディションを振り返り、橋爪さんは「トミーの日本語が流ちょうなので、しゃべれる人がしゃべれない演技をするのってうまくいくんだろうか?」という懸念があったことを明かす。
「そんな心配をよそに、オーディションでは、ちゃんとカタコトに見えるようなお芝居ができていて。彼自身も昔、自分が日本語を勉強し始めた頃はこんなだったかな?と思い出しながらやっているようです。そこも含めて、すごくいいお芝居でした」
バストウさんの印象について、橋爪さんは「本当に役作りの鬼みたいな人」と語る。
「役作りをとても大切にしていて、現場に入ってからというよりは、それまでに何をしたかをとても大切にされる方。役に入るための準備にものすごく時間をかけて、それから現場に入ると、自然と役になりきれる方だと思うんです。だからこそ一貫性があって、キャラクターに深みが出ますし、それが彼の長所だと思います」
小泉八雲に関する書籍は大量に存在しており、制作にあたって、その全てを読めてはいないと明かす橋爪さん。一方、バストウさんは「我々が読んでないような本まで読み尽くしていたり、当たり前ですが全て英語の原文のまま読み込んでいるんです」と舌を巻く。
「米国時代に書いた、本になっていない記事も読んでいたり、すごく勉強をしてくれていて。日本に来るまでの小泉八雲はこういう生き方をしていた、というようなことを、彼なりに作り込んでくれています。八雲は毎日日記をつけていた筆まめな方なんですけど、それをまねして、毎朝、日記を書いているらしいです。それから、普段は喫煙しないけれど、八雲が好きだったということで、キセルを吸って役作りをしているようです」
役として生きるために、普段の生活までも変えてしまうバストウさんのことを、橋爪さんは「ストイックさがすごい」とたたえ、「彼自身がヘブンのキャラクターを自分なりに作り出していて、それが表面にも出ている」と語る。
「歩く姿勢も意識的に変えていて、自分なりのキャラクターを完成させているんです。だからこそ、お芝居の型にとらわれない自由奔放なことができるんだなと思いますし、彼自身がキャラクターそのものになっているので、何でもできるんだと思います」




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