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山下智久さん主演の連続ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系、水曜午後10時)の最終第10話が6月26日に放送された。終盤で、晴原柑九朗(山下さん)がSDMの活動についてまさかの決断を下し、視聴者から驚きの声が上がった。
◇以下、ネタバレがあります。
観測史上最強クラスの台風の影響で、埼玉県で遠隔豪雨が発生。道路で大規模な陥没が起こり、園部優吾(水上恒司さん)は救助に向かい、汐見早霧(夏帆さん)は救助者たちの処置をするが、SDMとして初めて一般人の死者が出てしまう。
「最後まで戦い続ける」と覚悟を決めた晴原は、台風が迫っている東京へ向かった。暴風雨に対する注意喚起をメディアやSNS、無線で呼びかけようとするが、停電や通信障害でうまく対処できず、雲田彩(出口夏希さん)と丸山ひかる(仁村紗和さん)が現地へ向かうことに。
雲田らが一軒一軒、マンションの管理人に注意喚起を呼びかける中、自主的に避難している人の目撃情報が入ってくる。雲田とひかるは、自主避難者の緊急保護に向かい合流に成功。急いで避難するが、そこに暴風が急襲し、雲田は逃げ遅れてしまった幼い兄妹を指揮車両で保護する。しかし、車両が暴風で吹き飛ばされマンションに激突し、車両ごとがれきに埋まってしまう。兄妹にけがはなかったものの、雲田は車内の備品の下敷きになり、重傷を負って意識を失う。
晴原らSDMメンバーは、雲田と避難者を救助するためにヘリで現場に向かうことに。そして、“台風の目”の中に入って暴風を避けながら現場まで移動し、すべての要救助者を搬送。雲田も一時危険な状態になりながらも、搬送先の病院で処置を受け一命を取り留めた。
数カ月後、総務大臣の立花藍(真矢ミキさん)からSDMの正式運用が認められたと伝えられるが、晴原は「辞退させてください」と返答。驚く立花や園部肇一(舘ひろしさん)に、「SDMはまだ未完成なんです。たとえば今のままでは海洋気象や津波の対応に問題が出ます。このまま正式運用となれば、どうしてもそれがこの国の防災のスタンダードになってしまう。それではダメなんです」と語るのだった。
晴原のまさかの答えに、SNSでは「最後にすごい決断したね」「ちょっと意外だったけどいい終わり方」「最高にかっこいい」「SDMはまだまだ進化していく!!」といった声が上がったほか、「まだまだ続きがありそう」「続編でまたやってほしいな!」「マジで映画化すべき」など、続編を期待する声も続出した。
ドラマは、小沢かなさんが「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中の同名マンガが原作で、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使し、最前線で命がけで救助に立ち向かうSDMメンバーの奮闘を描く。