濱田龍臣:バラエティー番組に投稿された実話 ドラマ化で主演 ギター&博多弁に挑戦

2020年3月放送予定のスペシャルドラマ「天国からのラブソング」で主演を務める濱田龍臣さん=FBS福岡放送提供
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2020年3月放送予定のスペシャルドラマ「天国からのラブソング」で主演を務める濱田龍臣さん=FBS福岡放送提供

 俳優の濱田龍臣さんが、FBS福岡放送の開局50周年スぺシャルドラマ「天国からのラブソング」で主演を務めることが10月29日、分かった。イッセー尾形さんの出演も発表された。ドラマは同局で放送され、視聴者からの超個人的な調査依頼を番組が独自に解決する深夜バラエティー番組「発見らくちゃく!」(毎週月曜深夜0時54分)で取り扱った感動の実話を実写化する。

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 イケてる同級生たちとなじめない高校生の光井天星(濱田さん)は、イケてる男子とエレキギターを演奏する軽音部の亜莉沙に恋をしていた。亜莉沙と仲良くなりたい天星は、2年前に他界した祖父の浩(こう、イッセーさん)が残したアコースティックギターを懸命に練習。勢い余って、視聴者の願いをかなえる「発見らくちゃく!」に「文化祭を盛り上げたい」という願いを応募し、番組ディレクターの藤谷拓稔と出会う。生前の浩のことをうざがっていた天星だが、浩がたくさんの人を笑顔にし周囲から尊敬されていたこと、さらに、亡くなってからも妻・康子が寂しくならないようにたくさんの手紙を残していたことなどを知る……という展開。

 濱田さんは「天星くんを演じさせていただくにあたり、ギター演奏と博多弁に挑戦します! また、実話をもとにした作品なので、天星くんらしくあれるよう精いっぱい頑張りたいです。じいちゃんの残したギターと出会い、成長していく姿を丁寧に演じたいと思います」と意気込んでいる。

 イッセーさんは「亡くなった人とは会いたくても会えない。当たり前の話ですが、そこに音楽という頼もしい助っ人がいることに気付かされました! 音楽は天国から降り注いだり、地上から舞い上がったりできるのですね! そんなことを教わりました。なんか、救われます」と、メッセージを寄せている。

 「発見らくちゃく!」の演出を手がけ、ドラマの監督も担当する藤谷拓稔さんは「依頼者として15歳の天星くんと初めて会ったあの日、本来の依頼とは全く関係のないおじいちゃんの話だけで気付けば何時間も過ぎていました。一度も会ったことのない、このおじいちゃんの存在に僕自身がどれほど励まされ、救われたことか。生きているおじいちゃんに会いたかった……。これは天国のおじいちゃんを現世に生き返らせるためのドラマです」と説明し、「今回、奇跡のような豪華キャストがローカルドラマに集まってくださったのも、おじいちゃんをよみがえらせたいという同じ思いからです。心の底から『人間っていいなあ』と思える、リアルストーリーです」と語っている。

 「天国からのラブソング」は、2020年3月放送。BS日テレでも放送を予定(放送日は調整中)。

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