2006年7~9月に放送されたドラマ「結婚できない男」に続き、続編「まだ結婚できない男」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に出演している女優の草笛光子さん。草笛さんは、阿部寛さん演じる主人公・桑野の母・育代を演じており、「この親にしてこの子あり。似た者親子だから、しょうがない(笑い)」と笑顔を見せる。草笛さんが、13年ぶりの共演となった阿部さんの印象や、ドラマにかける思いを語った。
ウナギノボリ
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「結婚できない男」は、偏屈で独善的で皮肉屋だが、どこか憎めない独身の建築家・桑野(阿部さん)が、女性との出会いをきっかけに少しずつ変化していく日常を描き、話題となった。続編は、前作から13年後が舞台。変わらず独身で「偏屈さにさらに磨きがかかった」という桑野の日常を描く。前作に続き、尾崎将也さんが脚本を担当している。
13年ぶりに共演した阿部さんの印象について、草笛さんは「変わってらっしゃらないですね。逆に100歳まで仕事してくださいねと言われたので、私が100歳になったらあの人70歳でしょ。その時にまた親をやったら、あの人“まだまだ結婚できないじいさん”になっちゃう。想像したらおかしくて、心の中で大笑いしちゃった」と笑顔を見せる。
桑野の印象については、「あんな偏屈な男を産んじゃったから、私(育代)にも責任はあるんです。しょうがないですよ、親だから」と語り、「人は変なふうに取るかもしれませんし、あの子は強いですが、(信介は)やっぱりかわいい子なんです」と育代の気持ちを代弁。
第4話は、水漏れした自宅から避難した母・育代(草笛さん)が、桑野(阿部さん)の部屋に転がり込んでくるところからスタート。育代の花嫁探しと、今まで語られることのなかった母・育代と、息子・桑野の本音が垣間見える展開となる。
草笛さんは、「私も素っ気ない言い方をしているけれど、この親にしてこの子あり。似た者親子だから、しょうがない(笑い)」と話し、「第4話はひどいことをやり合いましたね(笑い)」と振り返る。
「そりゃ親だから、部屋の片付けもするでしょう。でも最後には、本音をズバッと話すシーンもあります。だけどそこはかとなく出さなくちゃいけないところが、このドラマの難しさでもあり、脚本のいいところ」と説明。「素っ気なくしているけれど、奥底にある愛情や、許しあえる気持ち、心から愛している、可愛いと思っている気持ちを大切にしたい」と語った。
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