俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第8回「栄一の祝言」が4月4日に放送され、平均視聴率(世帯)は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前週第7回の14.2%(同)から、1.1ポイントアップした。
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「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
第8回は、ついに栄一(吉沢さん)は自分の思いを語り、千代(橋本愛さん)に結婚を申し込む。そこに待ったをかけたのは喜作(高良健吾さん)で、千代をめぐって、栄一と喜作は剣術で勝負をすることになる。
一方、幕府では、大老になった井伊直弼(岸谷五朗さん)が「日米修好通商条約」を結ぶが、調印は違勅だと大問題に発展。井伊に意見した慶喜(草なぎ剛さん)や斉昭(竹中直人さん)には処分が下され、安政の大獄と呼ばれる苛烈な弾圧が始まる……という展開だった。
この日は、あだ名は「茶歌ポン」、実は気弱で、裏では悩み葛藤する井伊直弼を中心に物語は展開。終盤、病床に伏す第13代将軍の徳川家定(渡辺大知さん)から、「登城日を破った水戸や越前を皆処分せよ。慶喜もじゃ」と恨み言を耳打ちされるシーンもあった。
家定に従い、慶喜らを次々と処分していく井伊直弼に対して、SNSでは「うわぁ、ダークサイドにおちてしまった」「茶歌ポン、ダークサイドに」「茶歌ポン闇堕ちしてもうた…」「家定の死によって闇に落ちる直弼」などと視聴者は反応。一方で、「この描き方の井伊直弼は不憫(ふびん)だな。真相はわからないけど。今まで独断でやってたと思ってた」「同情しちゃう井伊大老って初めてなんですけどw」「井伊の描き方面白かった。ちょっと同情もしてる」といった声も上がった。
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