海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「渋沢栄一の父」が10月10日に放送され、栄一(吉沢さん)と父・市郎右衛門(小林薫さん)との別れが描かれた。
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第30回では、大阪の造幣局に出張した栄一は、五代友厚(ディーン・フジオカさん)と出会う。栄一は、これまでの恨み言をぶつけるが、カンパニーを立ち上げて日本の商業を魂から作り変えたいという五代の話に共感する。
一方、新政府の首脳会議では、突然、西郷隆盛(博多華丸さん)が“まだ戦がたらん”と声を上げる。井上馨(福士誠治さん)は、“廃藩置県を断行せよ”との意思表示と理解し、栄一たちに極秘の任務を託す。残された時間はわずか4日。そして、冬のある日、帰宅した栄一の元に、父・市郎右衛門の危篤の知らせが届く……。
急ぎ、実家へと駆けつける栄一。病床の市郎右衛門は、息子の出世を喜び、親孝行をさせてほしいと訴える栄一に「俺は、この渋沢栄一の父だ」「お前を誇りに思っている」と伝える。そして、すすり泣く栄一に「ありがとう」との言葉をかけると、2日後にこの世を去った。
SNSでは「とっさまぁ」「やだ、泣いちゃう」「あかん…涙出てきた…」「とっさまにこそありがとう!!」「ありがとうと言って逝(い)ける幸せ」「号泣」などと視聴者はもらい泣き。葬儀を終え、「何と美しい生き方だ!」と父へ思いをはせる栄一の姿に「市郎右衛門の生き様を的確に表現した、素晴らしいセリフでした」「とっさま、偉大な人」「とっさま安らかに」「とっさまロス」といった声も上がった。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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