競争の番人:小池栄子が人付き合いの上手な主査に 公取委の現状憂える

連続ドラマ「競争の番人」で桃園千代子を演じる小池栄子さん (C)フジテレビ
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連続ドラマ「競争の番人」で桃園千代子を演じる小池栄子さん (C)フジテレビ

 俳優の坂口健太郎さんと女優の杏さんダブル主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時、初回30分拡大)が7月11日に始まる。原作は5月に発売された新川帆立さんの同名小説(講談社)。20歳で司法試験に合格して東大法学部を首席で卒業した小勝負勉(こしょうぶ・つとむ/坂口さん)、実直・直情径行型の元刑事で新人職員の白熊楓(杏さん)ら公正取引委員会第六審査(通称ダイロク)職員が、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出す姿を描く。

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 ここでは、小池栄子さん演じる桃園千代子を紹介する。

 ◇人心掌握術に秀でる 重要聴取もお手のもの

 桃園はダイロクの主査。ひょうひょうとして、常に明るくて人付き合いが上手だ。公取委にとって重要な聴取も、人心掌握術に秀でる桃園にはお手のもの。特に中年男性にはウケが良い。公取委が国民にあまり知られておらず、利権も人材も予算も無い現状を憂えている。

 ◇初回ストーリー

 刑事の白熊(杏さん)はミスをしてダイロクへ異動。勢いよくあいさつして入室したものの、出迎えたのは主査の桃園だけ。他のメンバーは入札談合容疑で大手建設会社への立ち入り検査中。白熊は桃園と共に現場へ向かう。

 現場で桃園は白熊にメンバーを紹介する。キャップの風見慎一(大倉孝二さん)や六角洸介(加藤清史郎さん)、紺野守里(石川萌香さん)があいさつ。桃園は、もう1人の小勝負(坂口さん)の存在を白熊に教える。メンバーが次々に公取委の立場の弱さの愚痴をこぼす中、白熊は不審な社員を発見する。

 白熊の視線に気付いた豊島浩平(長谷川朝晴さん)は、ファイルを持って部屋から逃げ出す。白熊に追われる豊島は資料室に入り、そこにいた男にファイルを渡そうとするが、白熊が豊島と男を確保。豊島が白熊に抵抗すると、男は「証拠隠滅は検査妨害」と話す。疑問を抱く白熊に、男は小勝負と名乗る。

 ダイロクへ戻ったメンバーは、留置した資料を調べ始める。白熊が地味な作業にうんざりしていると、桃園や風見は小勝負について東大法学部を首席で卒業した人物と教える。そこへ本庄聡子・第六審査長(寺島しのぶさん)が現れ、白熊に「小勝負を頼む」と謎の言葉を掛け……。

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