初恋の悪魔:“朝陽”毎熊克哉の転落死と二つの殺人事件 真犯人巡り考察が過熱(ネタバレあり)

「初恋の悪魔」第6話の一場面=日本テレビ提供
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「初恋の悪魔」第6話の一場面=日本テレビ提供


 俳優の林遣都さんと仲野太賀さんがダブル主演を務める連続ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系、土曜午後10時)第6話が、8月20日に放送された。この日の放送では、朝陽(毎熊克哉さん)の転落死と、新たに分かった二つの殺人事件の結びつきについて、視聴者の“考察合戦”が起こっている。

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 脚本は「東京ラブストーリー」などの坂元裕二さん。警察署でそれぞれ別の部署に勤める訳ありの4人が難事件を解明する姿を描く。やがて、4人の間には友情が芽生え、恋模様も描かれる。

 ◇以下、ネタバレがあります

 これまで、殉職した悠日(仲野さん)の兄・朝陽(毎熊克哉さん)について、署長の雪松(伊藤英明さん)が、「朝陽ほどの刑事が……」と本当に転落死だったかどうかずっと疑問に思っていた様子が描かれてきた。そんな中、発見されていなかった朝陽のスマートフォンを、なぜか星砂(松岡茉優さん)が所持していることが分かり、「2人は恋人だったのか?」「実は、星砂が朝陽を殺害したのでは?」などの意見も寄せられていた。

 第6話では、“ヘビ女”と呼ばれる星砂のもう一人の人格の過去が明らかになった。星砂はリサ(満島ひかりさん)という女性に救われるも、ある日リサが連れ去られ、星砂は記憶がなくなり「次に目が覚めたときは7年たっていて。何でか警察にいて、少年課の刑事になっていた」と鈴之介(林さん)に明かす。

 刑事に“なっていた”星砂は、リサが17歳の男の子を殺害し、警察から追われていることを知る。その事件を追っていたのは、朝陽だった。その後、リサが朝陽から追いかけられている現場に居合わせた星砂に、朝陽が発砲した銃弾が当たってしまい、星砂はまた記憶をなくす。結局、リサは捕まり、「次に目を覚ましたときは、また2年たってた」と複雑な自分の記憶を告白するのだった。

 リサの逮捕から程なくして朝陽の“事故”が起こったが、星砂の“ヘビ女”の人格が表に出ていない時期だったことが明かされたため、SNSでは「犯人ではなさそう」と考察する声が上がった。

 しかし、視聴者からは「星砂は三重人格。朝陽のスマホを持っていた訳も3番目が知っている」とヘビ女とも言葉使いも乱暴でぶっきらぼうな人格とも違う、他の人格があるのではないかと推測する意見も。一方で、「星砂が違うなら、兄の死に関与してるのは、やはり署長では?」「朝陽の友人として捜査するとみせかけてスマホ回収したかったってこと?」と雪松を疑う声も寄せられている。

 また、第6話では二つの殺人事件も明らかになった。一つは、5年前に起こった中学3年生の少年の殺人事件。もう一つは、リサが犯人として捕まった17歳の少年の殺人事件だ。

 この二つの事件は、多くの刺し傷があったこと、靴が発見されず遺体が川に落ちていたこと、被害者が少年であることなど共通点が多く、鈴之介(林さん)は「どちらの事件も犯人は逮捕され服役中。まだ見ぬ犯人による、連続殺人事件の可能性があります」と考えた。

 そして、二つの殺人事件と同じように、靴をはいていない死体のようなものが映し出され、この日の放送が終わった。

 SNSでは「連続殺人事件だとして犯人は署長? バナナのスマホの中にはその証拠が入ってる?」「お兄さんのスマホに署長が連続殺人犯だという証拠がある?」と、署長を疑う声が多数上がっている。一方で「署長が怪しすぎて怪しすぎて、逆にこんな怪しい人が本当に犯人なことある? って思えてきた」「署長は犯人でなく、誰かをかばっている?」という考察も広がっている。

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