吉川晃司:朝ドラ初出演「舞いあがれ!」で鬼教官役 引き受けた理由は「肩幅の広さ」?

NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」で吉川晃司さんが演じる鬼教官の大河内守 (C)NHK
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NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」で吉川晃司さんが演じる鬼教官の大河内守 (C)NHK

 福原遥さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第40回(11月25日放送)から、航空学校で舞(福原さん)らを指導する“鬼教官”大河内守役の吉川晃司さんが登場した。吉川さんは朝ドラ初出演。オファーを受けた際、朝ドラには「圧がありすぎて不向きなんじゃないかな」と感じたというが、出演を決めたいきさつについて語った。

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 吉川さんが演じる大河内は、航空学校・帯広校の教官。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした際に、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。学生からは鬼教官として恐れられ、ヒロインの舞やエリート学生の柏木(目黒蓮さん)がいる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。容赦なく学生をフェイル(退学)させると言われており、舞はなかなか理解できないが、そこには大河内なりの人生哲学がある、という役どころ。

 吉川さんは「最初オファーをいただいたときは驚きましたね」といい、「どういう経緯でキャスティングされたのだろう?と。“朝ドラ”の『朝の顔』に私だとちょっと暑苦しいでしょう? というか、顔はしょうゆ顔だけど、なんか圧が強いでしょう。圧がありすぎて不向きなんじゃないかなと」と率直な思いを明かす。

 だが、「まさにその“威圧感”を求められていると。パイロットを目指す若い学生たちの前に立ちはだかる壁、妖怪でいう“ぬりかべ”のような存在でいてほしいとお話をいただき、なるほどと。私は肩幅も広いし、壁には良いかもと納得しましたね(笑い)」とユーモアを交えて引き受けた理由を語った。

 朝ドラの撮影は朝早くから始まるというが、「私は実は早起きで、普段から朝5時には起きています。今回の“朝ドラ”の撮影では3時半か4時起きです。朝ごはんも6時台で植木の手入れは欠かさずしていますね。寝るのも早く夜10時、遅くとも11時です。ロックをやってエレキギターを弾いている以外は基本的な生活はおじいちゃんなんです(笑い)」と早起きも苦にならないという。

 そんな吉川さんが演じる大河内教官が本格登場する第9週(11月28日~12月2日)は、帯広でいよいよフライト課程に臨む舞だったが、次々と学生を落第させる鬼教官・大河内が待ち構えていた。舞は、柏木、水島(佐野弘樹さん)と3人1組のチームとなり、大河内の指導のもとで必死にフライト訓練に臨むが、課題は山積み。大河内の指導は厳しく、人の命を預かるプロのパイロットになることの大変さを思い知る舞。そして、その過酷さから舞たちのチームに亀裂が生まれてしまう……という展開となる。

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