俳優の石田ゆり子さんが10月26日、伊藤沙莉さんがヒロインを務める2024年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」の出演者取材会に出席。ヒロイン・寅子の母・猪爪はるを演じる石田さんは朝ドラ初出演で「若い頃、何回もヒロインのオーディションを受けて、全部落ちてきまして、もうヒロインの年齢ではなくなり、すっかり縁遠くなって、『ついに来た!』という感じです」と明かした。
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「虎に翼」は、NHK連続テレビ小説の第110作。日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子(1914~84年)がモデルで、ヒロインの猪爪寅子(ともこ)が、迷える子供や、追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテインメント。脚本は、連続ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京、2020年)や「恋せぬふたり」(NHK、2022年)などの吉田恵里香さんが手掛ける。
石田さんは朝ドラへの出演が決まった時を振り返り「子供の頃からずーっと家族で見ていて、家族の暮らしと共にあるというか、いろいろな番組のテーマ曲を聴くだけでその時の空気感がよみがえるような存在なので、大変うれしかったです」とコメント。
続けて、「若い頃、何回もヒロインのオーディションを受けて、全部落ちてきまして、もうヒロインの年齢ではなくなり、すっかり縁遠くなって、『ついに来た!』という感じです。ついに来たのが、お母さんの役というのがまた、私にはこういう感じが合っているんだなって。伊藤沙莉ちゃんがヒロインって聞いてとってもうれしかったです。(夫役の)岡部たかしさんというのもうれしかったです。撮影をとても楽しみにしていました」と語った。
初共演だという伊藤さんの印象については、「夢と希望がいっぱい詰まった弾んでるボールみたいな感じ。それがパーンって飛んでくる感じですね」と表現。
「せりふのやり取りをしていても、何か飛んでくる。いろいろな俳優さん、若い方にもたくさんお会いしますけど、自分の中で(コミュニケーションが)終わっている方もいらっしゃるけれど、沙莉ちゃんはぶつかってきてくれる。それに私たちも刺激されて、いい芝居を返せるというか、そういう力を持った人だなと尊敬しております」と絶賛した。
会見には、伊藤さん、寅子の父・猪爪直言役の岡部さん、制作統括の尾崎裕和さんも出席した。
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