柳ゆり菜:千原ジュニア版「新・ミナミの帝王」でヒロインに 関西弁の演技で「快感」

スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王~過去からの罠~」のヒロインを演じる柳ゆり菜さん
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スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王~過去からの罠~」のヒロインを演じる柳ゆり菜さん

 お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんが主演する特別ドラマ「新・ミナミの帝王」(関西テレビ)のシリーズ16作目「新・ミナミの帝王~過去からの罠~」が関西ローカルで放送され、大阪府出身の女優、柳ゆり菜さんがヒロインを演じることが11日、分かった。17作目「新・ミナミの帝王~親の心子知らず、子の心親知らず~」も放送されることが発表された。

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 原作は「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中の原作・天王寺大さん、作画・郷力也さんのロングランマンガ「ミナミの帝王」。同マンガを原作とした映画やVシネマ64作品では竹内力さんが主役の萬田銀次郎を演じており、はまり役となっていた。2010年から同局で放送されているスペシャルドラマには千原さんが主演しており、これまで15作品が放送されている。

 16作目の「過去からの罠」は、ギャンブル依存症の過去があり、窃盗の前科がある本多麗奈(柳さん)が、自分のお店を持つことを夢見て、元受刑者の更生の手助けをしている日野(上杉祥三さん)が経営するラーメン店で真面目に働いていたものの、詐欺グループにそそのかされて店の売上金を持ち逃げし、カジノを利用した高金利の投資詐欺に遭う……という展開。

 柳さんは「台本を読んで、詐欺ってこういう仕組みなんだなとすごく勉強になりました」と振り返り、演じる麗奈については「素直で信じやすく、信用を失うようなことをされると卑屈になって暴走したり、でもそのあとに反省するというところは、根本的に自分と似ています。間違いを犯すけれど、信じてくれている人がいるからこそ強くなれる、そういうメッセージがあるドラマです」とコメント。自らも大阪出身で「関西弁で演じることが快感。標準語だと出てこないような感情の動きが、自分のルーツの言葉だから、心が動きやすかった」と語っている。

 千原さんは、柳さんの演技について「関西の人だから、すごくナチュラルに、明るく前向きに生きていこうとする女性を演じていた」と話し、ドラマについては「誰の身に起きてもおかしくないような題材を押さえていて、毎回感心している。今回もカジノとか、そういう詐欺が今ホンマにあるんやと。普通に勉強になると思います」と見どころを語っている。

 「新・ミナミの帝王~過去からの罠~」は2019年1月5日午後3時~同4時30分、「新・ミナミの帝王~親の心子知らず、子の心親知らず~」は同14日午後3時22分~同4時47分に放送される。

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