麒麟がくる:生唾ごっくんで恐怖表現 “信勝”木村了が信長との対峙語る「その目に宿っていたのは悲しみ」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第18回のワンシーン 信長(染谷将太さん)に死へと追い込まれる信勝(木村了さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第18回のワンシーン 信長(染谷将太さん)に死へと追い込まれる信勝(木村了さん) (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送され、織田信勝(木村了さん)が兄の信長(染谷将太さん)と対峙(たいじ)し、死へと追い込まれる姿が描かれた。

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 裏で高政(伊藤英明さん)らと通じ、持参した万病を鎮める霊験あらたかな湧き水で信長を毒殺しようとした信勝。しかし、信長には全てを見透かされていて、最後には「飲め。飲むんじゃ。飲め。飲め。飲めぇ! お前が飲めぇ!」と逆に毒入りの湧き水を飲むことを強要され、命を落とした……。

 同シーンで、何度も生唾を飲み込み、信勝が抱いた恐怖を表現した木村さんは、「お互いの気持ちをぶつけ合って、信勝は織田家を継ぐにふさわしいのは信長だと認めた。だから、毒を飲まされたというより自ら飲んだ。怖い形相で『飲め!』と迫る兄上ですが、その目に宿っていたのは悲しみだったと感じました」と振り返った。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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