菅野美穂:“娘”浜辺美波の「今までにない表情が見られる予感」 演技では“北川悦吏子感”を大切に

2021年1月13日スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」のポスタービジュアル=日本テレビ提供
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2021年1月13日スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」のポスタービジュアル=日本テレビ提供

 女優の菅野美穂さんが、主演を務める連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系、水曜午後10時)の取材に、浜辺美波さんと出席した。台本を読み合わせした際、娘役を演じる浜辺さんに対して「まだ世の中に出たことがない浜辺さんの表情が見られる役という予感がした」といい、「そういった部分が魅力的に引き出されているんじゃないかと楽しみです」と期待を寄せた。

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 ドラマは、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」などを手がけた北川悦吏子さん脚本のオリジナル作品。恋愛小説家で少女のような天然母・水無瀬碧と、母を放っておけないしっかり者の“オタク”の娘・水無瀬空、それぞれの恋愛模様を描くラブストーリー。

 2人は本作が初共演となり、浜辺さんは菅野さんについて「実際に会ってお話ししている声を聞くと、マイクや画面越しで聞く以上に“すてきな声”だなと感じました。上がり下がりの中でも、低音の部分が聞いていてとても心地良くて。生でお会いできる優越感があります」とコメント。一方、菅野さんは浜辺さんについて「イメージ通りの真面目さ。話しやすくて助かっています」と印象を語った。

 2人は今回、北川さん脚本の作品に初出演。菅野さんは「北川さんのお書きになるセリフは音符をまとっているように生き生きとしている。書き方も他の脚本家さんとは違っていて、あえて読点がなかったり、普段耳で聞いている言葉がそのまま台本になっている感じ」と話し、浜辺さんも「言い回しが面白かったり、普段口には出さないけど共感できるセリフが多く、温度を感じるような脚本だなと思いました」と、それぞれ感想を明かした。

 共演者には、俳優の岡田健史さん、沢村一樹さん、ロックバンド「[Alexandros](アレキサンドロス)」の川上洋平さん、お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平さん、女優の福原遥さんらが集結。浜辺さんは「男性陣の背の高さが異常なんです(笑い)。皆さんスタイルも良くて、すごくレベルが高い現場だと感じました」と取材陣の笑いを誘い、「ご一緒するのが2度目の方もいらっしゃるので、共演シーンがあればいいなと。現場に入るのが楽しみです」と声を弾ませた。

 菅野さんは、「北川さんの男性の描写は女子が見ていてキュンとするようなイメージ。テレビドラマの仕事が初めてだという川上さんは、アーティストとはまた違った一面が引き出されていると思いますし、岡田さんの“軽チャラ”とそうでない部分の二面性のある役も楽しみです」と語った。

 最後に浜辺さんは本作について「親子で言いたいことをちゃんとぶつけ合いながら前に進んでいく姿は、見ていて元気をもらえると思います。ほっこり温かくなるようなやり取りもあって、テレビ越しではありますけど、そういう雰囲気を伝えられたら」とアピール。

 菅野さんは、「碧さんはパワフルな役柄ですが、作品としてはホームドラマみたいな雰囲気もあって、面白いドラマになるんじゃないかなと。北川さんの本の雰囲気を大切にするというのを意識しながら演じていきたい」と意気込みを語った。

 「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」は、日本テレビ系で2021年1月13日から毎週午後10時に放送される。

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