深川麻衣:「青天を衝け」で大河ドラマ初出演 和宮役「葛藤の先にある幸せも表現できたら」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で和宮を演じる深川麻衣さん
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」で和宮を演じる深川麻衣さん

 俳優の吉沢亮さん主演で2月14日にスタートする2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の新たなキャストが1月26日に発表され、 女優の深川麻衣さんが出演することが分かった。深川さんは初の大河ドラマで、磯村勇斗さん扮(ふん)する江戸幕府第14代将軍・徳川家茂の正室・和宮(かずのみや)を演じる。

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 和宮は孝明天皇(尾上右近さん)の妹宮。幼いころより許婚(いいなずけ)がいたにもかかわらず、幕府が目指す公武合体の象徴として、将軍・家茂との縁組みが浮上。和宮は固辞するもかなわず、泣く泣く降嫁した。しかし、家茂の誠実な人柄に触れ、次第に心を開いていく……。

 深川さんは「時代の波の中で、志を持ち懸命に生きる人々の姿を描く時代劇は、昔からずっと憧れでした。今回、大河ドラマという素晴らしい現場で、そうそうたる皆様とご一緒できる喜び。そして実在した方を演じるという責任の重み。どちらもしっかりと噛みしめながら、日々の撮影に臨みたいと思います」と話す。

 さらに「史実では、和宮は悲劇の皇女として描かれていることが多いですが、この作品を通して、時代に翻弄(ほんろう)されながらも強く生きた和宮の人生に寄り添いながら、悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら、と思っています」と心境を語った。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、朝ドラ「風のハルカ」(2005年度後期)「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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