ミルクボーイ:東京進出せず「大阪で!」 レギュラー番組が急増、「スロイジ」で昼の情報番組初MC

情報番組「スローでイージーなルーティーンで」金曜日のMCを務める「ミルクボーイ」
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情報番組「スローでイージーなルーティーンで」金曜日のMCを務める「ミルクボーイ」

 カンテレでスタートした「スローでイージーなルーティーンで(スロイジ)」(月~金曜午後2時45分、関西ローカル)で、初めて昼の情報番組のレギュラーMCを務めるお笑いコンビ「ミルクボーイ」。今春から「スロイジ」に加え、「よ〜いドン」(同局)などのレギュラー出演も決定し、大阪のテレビ番組のレギュラー出演が急増している。「M-1」制覇後、「大阪で頑張ります」と宣言して話題になったミルクボーイに、改めて東京進出への思いなどを聞いた。

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 ◇初の情報番組MC、心構えは?

 「スロイジ」は、「見取り図」が月曜、「アキナ」が火曜、ゆりやんレトリィバァさんが木曜、「ミルクボーイ」が金曜のMCを務め、水曜は注目の芸人やタレントが週替わりで担当する。月曜は得する情報、火曜は悩み事相談、水曜は料理、木曜は家、金曜はエンタメといったように、曜日ごとに異なったテーマを扱う。月、火曜は谷元星奈アナウンサー、水~金曜は川島壮雄アナウンサーがアシスタントを務める。

 これまでバラエティー番組には、ゲストで呼ばれ、ネタを披露したり、ひな壇に座っている機会が多かったミルクボーイ。「スロイジ」では一転、進行を担当する。これまでになかった役割を担うが、MCの心構えについて聞くと、内海崇さんは「そんな使い分けるなんて無理です(笑い)。目の前のことをやらせてもらうだけです」と恐縮する。

 駒場孝さんは「今まで呼んでもらってばかりだったので、その時に優しかったなと思っていた方のようになりたいですね。呼ばれた時は、僕らも緊張していたので、『ミルクボーイの番組に呼ばれた時、やりやすかった』と思われたいです」と意気込む。

 ◇昨年は130本のネタ作る

 関西でのレギュラー番組が急増している理由について、内海さんは「これまで漫才しか見たことがない方に、どういうキャラか分かってもらえていなかったと思うんです。1年たって、スタッフさんから『この番組に合うな』って分かってもらえたのかなと思います」と分析する。

 レギュラー番組に加え、ゲスト出演した番組でも漫才を披露する機会が多く、「去年は(ネタを)130本作りました。今年も順調に増えています」という。M-1前までに作ったネタは約100本で、13年の芸歴で作ったネタよりも、1年間で作ったネタの数が多くなり「ネタを作る脳みそが常にあって、人から『大変ですね』と言われますが、修行と思っています」という。

 改めて、東京進出への思いを聞くと、2人そろって「ないです!」とピシャリ。内海さんは「東京に行きたい人は行ってもいいし、それぞれの形があってもいいんじゃないかな」と持論を展開し、続けて「後輩からも『僕らが大阪にいるから、そういう道ができた。優勝したら行くものだと思っていた』と言われることが増えましたね。『東京に行かない』という言われ方が嫌で、『大阪でやる』ということですね」と強調する。

 さらに内海さんは「僕らは『M-1』をとって、すぐに『大阪で頑張ります』と言わせてもらいました。でもそんなことを言いながらも、『すぐに東京に行くんだろ』って言われたんですよ。でも1年間たってまだ大阪にいるので、『本当に行かへんのや』と分かってもらえた」と笑顔を見せていた。

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