俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)の次週第13回(5月9日放送)の予告編が5月2日に公開され、町田啓太さんが新選組副長・土方歳三役で登場することが明らかにされた。また予告編には、ディーン・フジオカさん扮(ふん)する薩摩藩士の五代才助(友厚)の姿も映し出されていた。
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町田さん演じる土方は、池田屋事件で功績を挙げた新選組の副長。幕臣になった渋沢栄一(吉沢さん)とある任務で出会い、同じ百姓出身ということもあって意気投合する。鳥羽・伏見の戦いで敗れるが、官軍に抵抗して各地を転戦。榎本武揚や栄一の従兄・喜作(高良健吾さん)らと箱館に渡り五稜郭を占領するが、新政府軍との壮絶な戦いの中で戦死する。
一方、フジオカさん演じる五代は、薩英戦争で捕虜となるも釈放される。長年の長崎遊学から世界情勢に通じており、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く得て、薩摩藩としての参加を実現し、幕府の威信を落とす。この時、幕府側の一員として参加していたのが栄一だった。後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる。フジオカさんは2015年後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」で、一大ブームを巻き起こした「五代様」の“再演”となる。
ドラマは5月2日放送の第12回をもって血洗島編は完結。物語の舞台は京都へと移る。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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