吉野北人:地上波ドラマ初主演に戸惑いも 柳俊太郎の絶賛に「今まで通りやろう」と決意

連続ドラマ「トーキョー製麺所」に出演する吉野北人さん(左)と柳俊太郎さん
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連続ドラマ「トーキョー製麺所」に出演する吉野北人さん(左)と柳俊太郎さん

 ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の吉野北人さんがこのほど、9月8日スタートの主演連続ドラマ「トーキョー製麺所」(MBS/TBS ドラマイズム枠)の合同取材会に、共演の柳俊太郎さんと共に出席。今作で地上波ドラマ初主演を果たす吉野さんは、「最初はすごい戸惑いました。話を聞いたとき、ざっくり主演のドラマが決まったということで、台本や詳細もない状態だったので」と語っていた。

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 ドラマは、問題を抱えたうどんチェーン店「トーキョー製麺所」を舞台に、5人の男女が奮闘する様子をコメディータッチに描く“青春グルメ群像劇”。讃岐うどん専門店「丸亀製麺」が全面協力し、キャストが実際にトレーニングを受けて撮影に挑むほか、実際の店舗や器具を使用する。

 吉野さんは、「トーキョー製麺所」の新店長で元ホテルマンの主人公・赤松幸太郎を演じる。赤松について「監督はあえてダサいイメージのキャラでやりたい」と想定していたといい、「ダサい役を演じてこなかったので、不安や戸惑いもあったんですが、自分なりに解釈して演じさせてもらっています」と意気込む。

 実際に演じてみて、赤松は「自分の性格と真逆」だといい、「僕はマイペースで、普段はゆったりしているんですけど、赤松はハキハキとしていて、物事をズバッと言う。他人の意見をあまり取り入れないタイプで、最初は戸惑いましたけど、演じてみてやっと染みついてきたかな。でも、すごい疲れますね。終わった後ドッときますね、自分じゃない人を演じるって、こんなに大変だなんて」と苦労を明かしていた。

 「トーキョー製麺所」を支えるバイトリーダー・青井春翔を演じる柳さんは、役どころについて「夢を追いながらうどん屋さんでバイトを続けていたら、知らない間にバイトリーダーになって、そこに変な店長が来て、いろいろ惑わされる」と説明し、「(赤松との出会いで)青井に新しい価値観が生まれてくるので、そこの変化が芝居をしていても楽しいです」と語っていた。

 また、共演の感想を聞かれた吉野さんは、柳さんについて「すごい、ありのままの人、自分を持っている人と感じていて、周りに流されず堂々としていて、大人だと思いました(笑い)」と語り、「僕は主演という形でやらせてもらっていますが『主演ってどういうふうにいればいいのか』とか分からなくて。ほかの演者さんに助けられることが多い感じです」と本音を漏らす。

 そんな吉野さんについて、柳さんは「僕は『吉野くん、ビックリするぐらいすごい堂々としている』と思っています。いろんな作品で主演の方を見ていると、主演の人が持つ、生まれ持った輝きがあるので、(台本の)読み合わせの時から光るものがあるなって思っていました。芝居も堂々としていて、迷いなんて感じませんでした。それだけ考えているのに、それを現場で見せないのは尊敬しますね」と絶賛した。

 柳さんの言葉に、吉野さんは「うれしいですね。距離を縮めたいので、フラットに話したいですね。でも僕の役がそうさせないというか、役に影響されるのが怖いというのがあって、現場のいかたが難しく思っていたんですが、すごく良いことを言ってくださったので、今まで通りやろうかなと思います」と笑顔を見せていた。

 ドラマはMBS・TBS深夜の「ドラマイズム」枠で放送され、MBSで毎週火曜深夜0時59分、TBSで毎週火曜深夜1時28分から放送。 

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