俳優の濱田岳さんが、NHKの土曜ドラマ枠（総合、土曜午後10時）で2023年1月21日から放送される連続ドラマ「探偵ロマンス」で主演を務めることが11月1日、明らかになった。江戸川乱歩の作家デビュー100年の節目に、その知られざる誕生秘話を描く。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の制作チームが手がける。

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　新進気鋭の脚本家・坪田文さんが書き下ろすオリジナル作品。演出を安達もじりさん、制作統括を櫻井賢さんが務め、主題歌を大橋トリオさんが担当する。全4回。

　後に江戸川乱歩となる平井太郎を演じる濱田さんは、「太郎は泥臭く、くさくさしちゃった人間味というのもすごく濃い人で、卑屈な若者、時代の波に飲み込まれた若者という印象です」と役柄についてコメント。

　「演出は、『連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ』『心の傷を癒すということ』でご一緒した安達もじりさん。誰もが信頼している数少ないディレクターの下で、台本の一番手に名前が載るようなポジションでやらせていただけるというのは、ものすごく役者冥利に尽きることです」と話し、「難しい役柄なので演出と日々相談しながら演じています」と明かした。

　草刈正雄さん、石橋静河さん、泉澤祐希さん、本上まなみさん、人気グループ「SixTONES（ストーンズ）」の森本慎太郎さん、大友康平さん、世古口凌さん、浅香航大さん、岸部一徳さん、松本若菜さん、近藤芳正さん、尾上菊之助さんの出演も発表された。

　太郎と出会う名探偵・白井三郎を草刈さん、太郎の文通相手・村山隆子を石橋さん、友人・郷田初之助を泉澤さん、下宿先の時子を本上さんが務める。

　三郎の行方を追う新聞記者・梅澤潤二を森本さん、帝都警察の警部で三郎の元同僚・狭間勇を大友さん、太郎がほれ込むオペラ館の踊り子・お百を世古口さん、オペラ館の客引き・ラッパを浅香さん、三郎が通うバー「K」のマスター・伝兵衛を岸部さんが演じる。

　会員制の秘密倶楽部「赤の部屋」の女主人・蓬蘭美摩子を松本さん、「赤の部屋」の会員で外務次官の後工田寿太郎を近藤さん、同じく「赤の部屋」の会員で住良木（すめらぎ）平吉を菊之助さんが務める。