あまちゃん:ミス北鉄の“ユイ”橋本愛に北三陸が大フィーバー 本人は冷静「クールなユイちゃん、カッケー」

橋本愛さん
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橋本愛さん

 のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の再放送の第19話が4月24日、BSプレミアムとBS4Kで放送された。「ミス北鉄」に輝いたユイ(橋本愛さん)を目当てに大勢の観光客が北三陸に押し寄せた。地元の大人たちは浮き足立つが、当のユイは「私なんもしてないじゃん。ただの田舎の女子高生が何やってんだって感じ」と冷静で、視聴者は「クールなユイちゃん、カッケー」と盛り上がった。

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 「あまちゃん」は、岩手県の架空の田舎町・北三陸市や東京を舞台に、内気で引きこもりがちだった主人公のアキが、海女やアイドルとして活躍しながら成長する姿を描いた。

 同回では、ユイの30秒の動画が観光協会のホームページにアップされると、カメラを持った人達が北三陸にこぞってやってくる。

 鉄道は満員、駅で販売しているウニ丼も追加注文が殺到する。地元の1日の経済効果は1000万円になったといい、駅長の大吉(杉本哲太さん)は「開通から24年、やっと巡ってきたチャンスだぞ!」と観光協会や商店街の面々に発破をかける。

 翌日の日曜、ユイは盛岡で用事があると渋ったものの、大吉らに頼み込まれて車掌姿で駅に立ち、撮影に応じたり、じゃんけん大会をするなどして、客とふれ合った。

 ユイは「これだけちやほやされたら勘違いしちゃう子もいるだろうね」と騒がれても冷静で、「だって私なんもしてないじゃん。ただ列車に乗ってときどき顔上げて、笑って、撮影して、握手して、じゃんけんして、ただの田舎の女子高生が何やってんだって感じ」と自身を客観視していた。

 「でもアイドルみたいだったよ」とアキがフォローするも、「『みたい』なだけでアイドルじゃないもん」とクールに語る。その冷静さにアキは驚き、「ユイは自分を見失ったりしないんだ。かっけえ」と心の中でつぶやく。

 アキは「やっぱりユイちゃん、アイドルだよ」と告げ、「なんで?」と聞き返すユイに、「なんでっていわれると困るけど。そもそもアイドルがなんだかよく分かんねえし。でもユイちゃん見てると、おらも明日から頑張っぺと思うんだ」と伝えた。

 このやりとりに、SNSでは「当のユイちゃんが一番冷静」「自分を見失わない」「ユイちゃんのそういう冷静さ、ほんと好き」「何もしてないのに人気だけ出たことを冷静に捉えてるユイちゃん」と高校生なのに達観しているユイに驚いていた。

 また、「おらも明日から頑張っぺと思うんだ」というアキの発言に共感して、「うんうん! アイドルってそうだよね!」「推し活の効能を図らずも言い当てている」「アイドルに勇気づけられているオタクさんたちにしみじみ共感」という声もあった。

 毎週月~土曜の午前7時15分からデジタルリマスター版を放送。毎週日曜午前9時から1週間分の6話をまとめて放送する。

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