らんまん:大窪さん、勝海舟とつながりも! つらい過去も明らかに 「まさか歴史を聞ける日が来るとは」

NHK連続テレビ小説「らんまん」第73回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「らんまん」第73回の一場面(C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第73回が、7月12日に放送され、講師の大窪(今野浩喜さん)の過去が明らかになった。

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 万太郎(神木さん)は寿恵子(浜辺美波さん)の後押しもあり、印刷機の購入を決意。長屋では印刷機を置くためのリフォームを開始した。

 そんな中、大窪、波多野(前原滉さん)、藤丸(前原瑞樹さん)が長屋にやってきて、万太郎が高知で見つけた新種と思われる標本を目にする。大窪は、田邊教授(要潤さん)から「口先だけのゲス」と言われたことを明かし、「開花した一輪さえ見つけることができず。金を払い、案内人を雇っても成果を上げられず……」と嘆く。そして、「手伝わせてくれ。このとおりだ。俺を研究に参加させてくれないか?」と頭を下げた。

 波多野は「万さん大事な局面だよ。大窪さんと共同で研究するなら、実質的に大学植物学教室と共同で研究するということだろう? つまり、これが新種だったあかつきには大学の実績になる」とアドバイス。藤丸も「大窪さん、もしかして田邊教授の差し金じゃないですか?」と疑惑の目を向けた。

 大窪は「そんなつもりはない」と否定。「俺の父は旗本の出で東京府知事となり、今は元老院の議官だ。俺は三男で留学してさえ職場も見つからなかった。父が勝(海舟)先生に頼み込んでくれて、ようやく植物学教室の御用掛(ごようがかり)に採用された。植物学教室なぞ聞いたこともなかった。屈辱だと思った。留学もして勝先生の口利きがあってさえ、そんなところにしか職がなく、情けなくてたまらなかった」と身の上を語る。

 「でも、勝先生の顔に泥を塗れば、父に今度こそ見限られる。だからこそ必死にやってきたんだ。植物園に通い『覚えろ』と言われたものは頭にたたき込んだ! 毎日、断崖絶壁にいる心持ちで、この仕事は決して失敗できない。田邊教授にも気に入られなくてはならないと……。なのに、お前が来たせいで……」と伝えた。

 SNSでは「ここで勝海舟先生の名が!」「大窪さん、旗本の三男か。難しい立場の中でもがいて来たんだな」「大窪さんの告白、泣けてくる」「まさか大窪さんの歴史を聞ける日が来るとは」と驚きの声が上がっていた。

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