ギフテッド:浮所飛貴インタビュー 「増田イズムは確実に、僕に受け継がれつつあります」

連続ドラマ「ギフテッド Season1」の一場面=東海テレビ提供
1 / 3
連続ドラマ「ギフテッド Season1」の一場面=東海テレビ提供

 人気グループ「NEWS」の 増田貴久さん主演の東海テレビとWOWOWの共同制作連続ドラマ「ギフテッド Season1」(東海テレビ・フジテレビ系 土曜午後11時40分)。ジャニーズJr.の人気グループ「美 少年」の浮所飛貴さんは、増田さん演じる天草那月とバディを組み、事件を解決に導く四鬼夕也を演じる。浮所さんがドラマへの思いや、増田さんとの初共演について語った。

ウナギノボリ

 ーー四鬼夕也という役をいただいたときの感想を教えてください。

 バディーを組んで難事件を解決していくという作品は初めてなので、とにかく楽しみでした。しかも、そのバディ役の天草那月を演じるのが増田君という心強い先輩で、撮影の前からワクワクしていました。

 僕が演じる四鬼夕也は幼い頃に両親を亡くし、なおかつ不思議な能力を持っているキャラクターというのもおもしろいと思いました。原作を読んだ時は「夕也、カッコ良すぎ」と少し不安になりましたが(笑い)、ストーリーがとても魅力的で、思わず引き込まれましたね。

 ーー原作は「金田一少年の事件簿」の天樹征丸さんですね。

 そうなんです。「よくこんなこと思いつくなあ」と驚かされるトリックが毎回あって、那月と夕也が解き明かしていくところが見どころですね。

 夕也には「殺人者に黒い影が視(み)える」という特殊な能力がありますが、犯人が分かっていても、それを証明しなければならない。今までにはない推理の過程を、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけるドラマになっていると思います。

 ーーご自身と四鬼夕也の似ている部分、異なる部分は?

 夕也は母親が殺害されていたり自身の能力のこともあって、他者との間に壁を作ってしまうところがある。そこがクールに見えたりもするのですが、素の僕は誰とでもすぐ仲良くなれるような、かなり明るくオープンな性格。そこは夕也とは違いますよね。

 高校生にしては落ち着いているので、演じる上でも声のトーンを抑え「普段の浮所飛貴」が出ないよう心がけています。180度キャラが違うので、そのギャップも楽しんでもらいたい気分です。

 だから似ている部分というのはあまりなくって。強いて言うなら「辛いもの好き」でしょうか。スイーツ好きの那月に対して、夕也は辛いものが好物なんです。僕も辛いものが大好きで、最近はスンドゥブチゲをよく食べに行きます。

 ーーバディーを組む増田貴久さんの印象は?

 本当に共演者のことを気遣ってくれる方です。僕と2人のシーンでも「この場面は、こういう心情なんじゃないかな」とか「こっちの言い回しのほうが言いやすいと思う」とか、細かな部分までアドバイスをいただいています。

 それと、座長としても視野が広く、現場全体への気配りが素晴らしいと、いつも驚かされますね。たとえば共演者の方が空き時間に立っていたら「どうぞ」と言ってサッと椅子を用意したりとか。僕もまねをしなければと、この間、泉里香さんに椅子をお出ししました。“増田イズム”は確実に、僕の中に受け継がれつつあります(笑い)。

 ーー現場の雰囲気はいかがですか?

 とてもいいですよ。特に増田君の差し入れの量がとても多くて、暑い日にはアイスや冷たいドリンクを用意してくれて、気配り力が素晴らしいです。

 今回はSeason2まであり撮影期間も長いのですが、増田君はスタッフの皆さんのこともちゃんと覚えて、名前で呼んでいるんですね。もちろんそこも、まねさせてもらっています(笑い)。

 そんなこともあって、シリアスなシーンの多いドラマですが、カメラが回っていない時は笑いの絶えない現場ですね。

 ーー最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

 このドラマは一話完結で事件が解決していく一方、それらが大きな謎をひも解いていくためのフックにもなっているんですね。一話ごとに謎解きの爽快感を味わえると同時に、各話にちりばめられた伏線で、次回がとても気になるような作りになっています。

 だから最初から最後まで見終わると、「そうだったのか!」という驚きを感じていただけるはずです!

 *……ドラマは、「金田一少年の事件簿」や「BLOODY MONDAY(ブラッディ・マンデイ)」などのヒット作を手がけた天樹征丸さん原作、雨宮理真さん作画の同名マンガが原作。全8話のシーズン1が8月12日に東海テレビ・フジテレビ系でスタートし、シーズン2が10月14日からWOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで放送・配信される。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事