らんまん:万太郎、競う相手は“人間の欲望” 壮大な目標を宣言 「今の世にも重く響く」

NHK連続テレビ小説「らんまん」第111回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「らんまん」第111回の一場面(C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第111回が9月4日に放送され、万太郎(神木さん)が植物学者として、“競い合う相手”について語る様子が描かれた。

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 同回では、竹雄(志尊淳さん)と綾(佐久間由衣さん)が高知を引き払い、東京へやって来た。万太郎の仕事量に驚いた竹雄は「ちゃんと寝ゆうがか? 体を壊したら……」と心配する。

 竹雄から「誰かと競いゆうがか?」と聞かれた万太郎は「競いゆう。人間の欲望と」と返す。続けて「去年、台湾に行って初めて戦いの跡を見たがじゃ。人と人との争いが自然よりも大きな力になっちょった。教授方には国から研究の費用をもらう者は、軍人らあに盾つくなゆうて。そりゃあこういう戦争が、この先もきっと続くゆうことじゃろう?」と話した。

 万太郎は「台湾じゃ、小さな村も戦いの場にされちょった。ほんじゃきわしは、はよう日本中のフローラを解き明かさんといかん。この国の全ての植物を標本にして保管する。そして、全ての植物の名前を解き明かして図鑑に永久に刻む」と壮大な目標を口にした。

 SNSでは「万太郎の人間の欲望によって失われる前に、の言葉が今の世にも重く響く」「何という壮大な……何という無謀と思える万太郎のあくなき戦い」「万太郎は人間の欲望という壮大なものと『勝ち負け』を挑んでんだなぁ」といった声が上がった。

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